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2021年3月 9日 (火)

メルカリとヤフオクとの比較

2021年4月更新

フリマアプリ(サイト)としてメジャーなメルカリとヤフオクの比較を行いたいと思います。
この記事では、一般的な比較では分からない使い勝手について主に見ていきます。PayPayフリマやラクマとの比較も行いたいところですが、これらは利用者数が少なく使い勝手が悪い面があります。また、PayPayフリマはヤフオクの姉妹サイトのようなもので、システム・サービス面で共通するところが多いです。この記事ではメルカリとヤフオクの比較を行います。
結論を先に言えば、全体的にメルカリのほうがヤフオクよりも優秀または優良と言っても良い点が多くあると感じます。
メルカリが優秀な点は、以下です。
・メルカリが提供する配送サービスを利用すれば、配送事故について全額保障されます。
・トラブルの際に、救済措置がよりしっかりと行われている感じがします。落札者として、届いた品物に不備があれば運営に対応を要請することができます(ヤフオクはほとんど対応は無し)。また、トラブルにより取引をキャンセルした場合、出品者・落札者ともに手数料の支払いが一切なく、ヤフオクのように自動でどちらかに悪い評価が付くこともありません。メルカリが提供する配送サービスを既に利用していた場合はその送料の支払いも免除されます。
逆にデメリットとしては、
・メルカリは売上金の振込に必ず手数料がかかるため、少額での出品者は利用しにくいところがあります。ただメルカリ内で使えるポイントやメルペイ残高に無料で交換することはできます。ヤフオクも振込手数料は基本的にかかりますが、ジャパンネット銀行あてなら無料です。
・メルカリはアカウント停止になりやすいようです。メルカリのルールが厳しいようで、それが良い面もありますが、一般の利用者でも注意していないとすぐにアカウント停止される事態も起こりえるようです。

次に、詳しく見ていきます。

主な違い

メルカリは個人ユーザーを主体とした売買の場にこだわっており、業者はあまり歓迎されないようです。多くの出品を短い期間に行うのは規約違反となります。また、購入者の権利を守ることに力を入れており、メルカリによるサポートがしっかりしている印象です。ルールが厳しく、些細なことでもアカウント停止措置などを受けることがあるようです。
ヤフオクは反対に、どちらかと言うと出品者向けにできている印象があります。業者も自由に出店でき、その数も多いです。特に、業者を含む大口出品者が利用しやすいと思われます。落札者の権利はあまり守られていませんので、商品購入の際は注意が必要です。

配送サービスの違い

メルカリ、ヤフオクともに一般の配送手段よりも安く利用できる独自の配送サービスを設定しています。ヤマト運輸と日本郵便と提携したサービスです。メルカリには「らくらくメルカリ便」(ヤマトとの提携)、「ゆうゆうメルカリ便」(日本郵便との提携)があり、ヤフオクには「ヤフネコ」(ヤマトと提携)、「ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)」(日本郵便と提携)があります。これらの独自配送サービスについてヤフオクとメルカリで違う点を解説します。
ヤフオクは送料込出品と送料別出品の2種類が可能なのですが、設定されている送料が異なり、送料込み出品での送料のほうがかなり安く設定されています。送料込み出品だと送料分にも落札手数料がかかりますが、それを考慮しても送料込み出品のほうがコストが低くなることが多いです。ヤフオク独自の配送サービスを使用する場合は、基本的には送料込みでの出品をお勧めします。
メルカリは送料込みでの出品が基本です。
メルカリとヤフオクの送料込み出品での送料は、全て全国一律料金となります。また、料金設定もメルカリとヤフオクで近いです。
※送料込み出品での送料と、ヤフオクの送料別出品での送料を比較する場合は、送料込み出品での配送料金÷0.9(およそ1.1倍ですが)が送料別出品での配送料金と同じ時に同じコストとなります。

そして一番の違いは、メルカリが提供している配送サービスではメルカリによる全額補償があります。これは魅力的です。
これは特に、厚さ3cm以内の小物を送る際のはっきりとした利点になります。
ヤフオクの場合、厚さ3cm以内の小物を送るサービスでは、ネコポスの3000円までの補償が限度になります。3000円を超えた補償を付けて送ろうとすると、宅急便コンパクトとなり、450円ほどかかります。

これら独自の配送サービスでは匿名配送可能です。
メルカリの「らくらくメルカリ便」の「宅急便コンパクト」「宅急便」では30円という安値で集荷が可能です。ヤフオクのヤフネコには集荷はありません。

これら独自の配送サービスではなく一般向けの配送サービスとして使えるものに「クリックポスト」があります。
これは全国一律198円で追跡がありますが補償はありません。厚さ3cm以内、A4程度、重量1kg以内です。
ただし大体のケースではメルカリとヤフオクの独自配送サービスを利用したほうが良いです。

補償制度

取引のトラブル時の補償制度についてです。
メルカリ、ヤフオクともに商品の未着についての補償はあります。
しかし、追跡の無い配送サービスを利用した取引の場合、発送記録が無いため、出品者が発送していないのか、発送したけれど配達事故で紛失したのかの確認ができません。
ヤフオクでは、このようなケースでの対応はしないと言っています。
メルカリでもまずは当事者間の相談ということになっていますが、対応しないとは言っていません。
追跡あり、補償なしの配送サービスを利用した場合で配達事故が発生したと分かった場合も、メルカリ、ヤフオクともに当事者間の相談ということになると思いますが、ヤフオクでは対応はしないと言っている一方、メルカリでは対応しないとは言っていません。
配送に問題が無く、無事に商品が届いた場合で、商品に不備があったり故障していた場合については、ヤフオクでは対応しないと言っていますが、メルカリでは対応しないとは言っていません。
また、メルカリでは「ノークレーム・ノーリターン」を認めておらず、送られた商品に不備があった場合はなるべく出品者が対応することを推奨しているようです。

運営側が落札者から一時的に預かった落札代金については、ヤフオクでは落札者からの商品受け取り連絡が無い場合は、14日経過後に自動的に代金が出品者に振り込まれますが、メルカリでは受け取り連絡が無い限り出品者に代金が振り込まれないようになっています。
そのため、メルカリのほうがトラブル時に、出品者と落札者がより対等な関係で話し合いができ、運営側にも相談できる余地があることになります。

このように見ていくと、メルカリはヤフオクよりも、より落札者の立場に立った対応をしていると言えます。
また、ヤフオクにはYahoo!プレミアム会員向けに無償で提供している補償制度(お買い物あんしん補償)があり、これにはメルカリにも無い補償制度があるものの、制限が多く、あまり使い勝手は良く無いという印象です。

取引中止時の対応

何らかのトラブルで取引を中止にしたい場合、メルカリのほうがスムーズに事が運ぶ可能性が高いです。
メルカリでは、取引をキャンセルした場合は手数料がかからず、さらに、メルカリ独自の配送サービスを使用して既に荷物が送られていた場合であっても、その送料の支払いが免除されます。また、取引がキャンセルになった場合の評価は互いに付けられません。
ヤフオクの場合、発送連絡前かつ一定期間内であれば取引中止ができ、手数料はかかりませんが、その代わりに出品者・落札者どちらかに必ず「非常に悪い」評価が付きます(出品者側につく場合は、「非常に悪い」が2つ付きます)。どちらに「非常に悪い」評価を付けるかは出品者が選択できます。一方で、落札者側も出品者に対して評価を入れることが出来ますので、お互いに悪い評価を入れあう結果になる可能性がそれなりにあります。
発送連絡後または一定期間経過後であれば取引中止はできず、手数料がかかり、品物発送後であればその配送料も免除はされません。
つまりヤフオクでは、一応取引中止はできても、どちらかに悪い評価を付けざるを得ないという制限があり、相手にそれを付けてしまうと報復評価をされる可能性もあり、なかなか取引中止申請はしにくいというものがあります。一方で取引中止申請をしないと手数料が返還されません。私が思うにヤフオクには、取引中止申請を利用した不正行為(取引中止申請をしておきながら実際の取引をヤフオク外で行って落札手数料を払わない行為など?)を取り締まる意図があるのではないかと思います。ただその裏で、まともなヤフオク参加者が不便を強いられるということがあります。これはヤフオクとメルカリの思想の違いだと思います。ヤフオクは保守的な企業で、自分たちの利益を守ることを第一に考えている一方、メルカリは、利用者の利便性を重視しているということのように感じます。

手数料

手数料は基本的に両者とも同じで落札時に落札金額の10%(税込み)が出品者側にかかります。
また、ヤフオクではYahoo!プレミアム会員なら8.64%(税込み)になります。そのためヤフオクでは大口の出品者に有利です。
大口の出品者ならYahoo!プレミアム会員になったほうが安く、さらに出品者向けの補償を始め様々な補償を受けられます。
売上金の振込手数料について、基本的にメルカリ・ヤフオク双方ともかかりますが、ヤフオクの場合はジャパンネット銀行振り込みなら無料になります。

その他

気になるのが両者どちらのほうが売れるのか、または出品物が揃っているのか、相場はどうなのか、ということだと思います。これは商品のジャンルによって異なるというのが一般的な見解ですが、個人的にはメルカリのほうが安く購入されている場合が多い印象もあります。
まずユーザー層が違い、メルカリは女性やライトユーザーが多いように思え、ヤフオクは男性やヘビーユーザー(高額品やこだわりのあるものを買う人など)が多いように思えます。
本や学習参考書などについてはメルカリのほうが充実していて相場も安いように思います(あくまで私の限られた経験からです)。
また、前述しましたが、メルカリでは独自の安い配送(200円以下)に補償があるので安心できます。
高額品であれば宅配便を使えば良いですが、安い品物や小物の場合は安い料金での発送方法を選択するのが普通です。
取引文化の違いもあり、メルカリでは値引き交渉をする人が割と多いのですがヤフオクではあまり見かけません。
メルカリでは出品者によっては相場よりもかなり安い価格で出している場合があります。値引き交渉によって相場よりかなり安い価格に販売価格が引き下げられることも多いです。これは出品者が自由に決められることなので、あまり高値売りに拘らない出品者がいれば、そうなるのも自然です。しかし重要だと思うのは、そういった出品物の購入価格も相場を形成する材料になるため、相場よりかなり安く購入されている出品物がところどころあれば、相場もそれに合わせて下がるのでは無いかということです。
ヤフオクの場合はオークション形式が主流なので、相場よりもかなり安く購入される確率はメルカリよりは少ないと思われます。ただし人気の無いジャンルだとオークション形式でもそういう場合は多いです。

取引文化の違いについて詳しく書きます。
ヤフオクは基本コメント無しで取引が完了します。
メルカリは出品者によっては落札前コメントを求めていることがあったり、落札前に書かなくとも落札後に一言コメントを書く人も多い印象です。
また、ヤフオクはほとんど値引き交渉が起きないのですが、メルカリは頻繁に値引き交渉が発生します。
それもあってかメルカリは相場から大幅に安い価格で売買されることもありますが、個人的にはあまり相場からかけ離れた安値を提示するのは気が引けます。
何と言いますか、値引き交渉した者勝ちのような雰囲気もあります。ただし、常識の範囲内で値引き交渉する人と、常識外の値引き交渉をする人がいます。
出品者の中には相場よりかなり安い価格への値引きに応じてくれる人もいるので、後者はそういうケースを狙っているのだと思います。
いずれにせよ、値引き交渉をせずに検討している人たちから見れば、その横から値下げ価格で売買が成立していくのはどうもフェアでは無いように思います。その値下げ価格なら買うという人が他にもいると思うからです。
逆に、相場から大幅に高い価格設定のものも存在しますが、これはヤフオクでも共通ですし、そういった出品物は通常はずっと売れ残ります。

ヤフオクは割引クーポンやポイント付与などのサービスがメルカリよりも多いです。
これらを上手く使えば、安く購入することが出来ますが、見方によっては「煩雑」「面倒」な制度とも思えます。私がこのタイプです。
割引やポイントに充てる原資をもっと基本的なサービスの向上に充ててほしいと思います。
しかし、既にそういう制度がある以上は利用しない手は無いと思ってはいます。
常時開催しているのが、ゾロ目の日(毎月11日と22日に、午前0時~と午前12時~の2回、割引クーポンが配られます)、サンデークジ(日曜日に開催されるくじです。日曜日に入札した商品について、ランダムで何%かのポイント還元(期間限定ポイント)が受けられます。)、5の付く日キャンペーン(5の付く日にちに入札した商品について、若干のポイント還元(期間限定ポイント)が受けられます)です。
これら3つのキャンペーンの中では前者2つの割引または還元金額が大きく、この2つは併用もできます。
メルカリについては、常時開催しているキャンペーンは無く、時々割引クーポンが配布されたりします。

まとめ

メルカリ、ヤフオクどちらもメジャーで取引が活発です。
私はどちらも利用していきたいと思います。
メルカリは一般ユーザーおよび落札者に優しい設計になっており、ヤフオクは大口出品者向けの設計になっているという点があります。
厚さ3cm以内の小物の取引には、安くて補償ありの配送サービス(ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット」や、らくらくメルカリ便の「ネコポス」)を提供するメルカリが、出品落札ともに利用しやすいです。

ちなみに、メルカリのほうが利用者に優しい設計となっていることからメルカリのほうが印象は良いです。
この市場でのヤフオクの独占状態が解消されて良かったと思っています。
メルカリが登場しなければ、ヤフオクはずっと利用しにくいサービスのままだったかもしれませんが、メルカリが登場してからはヤフオクはメルカリの後追いのようにサービスを似せてきました。
競合が出てこないと、市場独占状態というぬるま湯に浸かって顧客のための努力をしないという好例のように思います。
メルカリだけの独占状態もまた良くは無いと思います。市場独占している企業から、何らかの理由で利用停止措置をされると、他に同等のサービスが利用できるところが無くなってしまうということもあります。利用者の権利を考えて公正な措置をしてくれる企業なら問題は無いと思いますし、それがプラットフォーマーとしての責務だと私は考えますが、メルカリはアカウント停止措置等に躊躇が無いように見受けられるのでプラットフォーマーとしての責務を果たしているとは考えられません。

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