ボディケア・デンタルケア

2019年7月18日 (木)

肌に優しい石鹸の選び方

石鹸の全般的な解説は、バス用石鹸 を参考にしてください。一部内容が被っています。

「肌に優しい」には、主に2つの観点があります。
1つめは、泡立ちが良く摩擦力が少ない石鹸。2つめは、肌を乾燥させない石鹸です。
1つめの泡立ちに関しては、摩擦に弱い肌の持主には重要な要素になります。
これには泡立ちの良いボディタオルを選ぶことも大事です。肌に優しいボディタオル を参考にして下さい。
しかし通常の人は、そこまで泡立ちが良くなくとも、気分的な問題に過ぎないかもしれません。
むしろ大事なのは肌を乾燥させなかったり、肌がすべすべになる感覚では無いでしょうか。
まず結論を言いますと、泡立ちが良くない石鹸のほうが肌を乾燥させにくく、肌がすべすべになりやすい傾向があります。

そのため、泡立ちの少なさを許容できるのであれば、肌への適正に優れる石鹸を選ぶことが出来ます。
その石鹸とは、ココナッツオイル(ヤシ油)の含有量が少ない石鹸です。
その代わりに、パームオイルやオリーブオイルの含有量が高い石鹸です。

泡立ちの優れる石鹸を作るには、基本的に、ココナッツオイルかパーム核油(≠パーム油)を使用するしか方法が無いのですが、これらの成分は肌を乾燥させやすい成分と言われ、実際に私の経験上も、ココナッツオイルの含有量が高い石鹸ほど肌を乾燥させるということを明確に感じています。
多くの化粧品メーカーはこのことを理解しており、泡立ちが良いからと言ってココナッツ油100%で石鹸を作ることは基本的にありません。
しかし、ココナッツ油100%の石鹸は確かに存在し、例えば南国では良く使われると言いますから健康な人の肌にとってはそこまで悪影響のあるものとも言えないのかもしれません。ただし、私は確かに影響を感じています。
基本的に市販の石鹸はパーム油を主体に2~3割のココナッツ油を混ぜた配合にしているようです。
このあたりの配合率の差で、泡立ちや肌への適正の具合が異なってきます。

それでは、パーム油やオリーブ油だけで石鹸を作るとどうなのでしょうか。
そうすると、一般の石鹸のようには全く泡立たなくなります。
しかし、オリーブ油100%やそれに近い石鹸は市販されており、アレッポの石鹸などとして有名だと思います。
これらオリーブオイル100%の石鹸は、肌を乾燥させにくく洗い上がりが最上の石鹸だと思います。
そのため、私のお薦めの一つは、オリーブオイル100%の石鹸です。これはカスティールソープとも言います。
泡立ちの悪さはボディータオルで補うことも出来ます。天然素材のボディタオルより化繊のボディタオルのほうが泡立ちは良いので、少しでも泡立ちを補いたいという方は化繊のものを、あまり泡立ちの悪さは気にならないという方は元々肌当たりの良い天然素材のものが良いと思います。
詳しくは肌に優しいボディタオル を参照して下さい。

ただし、より良質の石鹸を求めるなら、原料がオリーブオイル100%なだけでは無く、コールドプロセス(冷製法)で作られた石鹸が望ましいと思います。
アレッポの石鹸や、マルセイユ石鹸など伝統的なオリーブ石鹸は加熱製法で作られています。
更にアレッポについては石鹸を乾燥させる期間を長期間取ります。
このことが、石鹸に使われている油脂の劣化や酸化を引き起こしています。
特にアレッポについては原料の油脂に精製度が低く不純物の多い油脂を使用しているので、余計に油脂の劣化が起こりやすくなっています。
油脂の劣化は見た目と臭いにもあらわれるため、そのような製作過程を経た石鹸は茶色くなり粘土臭が出ます。
その代わり、不純物の多く入ったオリーブオイルの効果として、アレッポの石鹸はオリーブオイル石鹸の中でも特別に洗い上がりが良い感じ(ピチピチとした感じ)であると感じます。
コールドプロセスでは、そのような酸化や劣化は起こりにくく、色が茶色くなったり粘土臭が出たりといったことはありません。ただ、アレッポのように不純物の多いオリーブオイルを使っている製品は無いため、特別な洗い上がりにはならず、よりニュートラルな洗い上がりになると感じます。
ちなみに、市販の石鹸のほとんどは加熱製法ですが、原料は酸化に強いパームオイルやココナッツオイルがほとんどであり、また、精製オイルを使用しているため、アレッポやマルセイユ石鹸に比べると劣化はずっと目立ちません。
コールドプロセスが特に有効なのが、パーム油やココナッツ油よりも酸化しやすいオリーブオイル主体の石鹸です。

コールドプロセス石鹸は手間がかかるため、価格も高くなることが欠点です。
一つ800円以上かかるのが相場です。
その中で最安値で買えるものを紹介いたします。120gで600円程度です。

楽天では楽天24が送料無料の条件が低いのでお勧めです。「セレクション」と名の付く石鹸はコールドプロセスでは無いので注意してください。
泡立ちは勿論良くありませんが、洗い上がりは過不足の無い感じです。
このラーレリのオリーブ石鹸は、おそらく精製度の高いオリーブオイルを使用していると思われます。
しかし、元々肌を乾燥させにくいため、過不足の無い感じという言葉が適当かと思います。
比較的安いからと言って、品質が悪いとは感じません。

また、精製度の低いオリーブオイルを使用した製品では、以下の「リトルカサブ石鹸」も比較的手ごろです。

精製度が低いオリーブオイルと言ってもアレッポほどのものではなく、通常のオリーブオイルです。

市販の石鹸は、石鹸素地(洗浄力を発揮する石鹸本体のこと)にこだわるのではなく保湿成分などの添加物をどのように配合するかにこだわっている感があります。
私がここまで紹介してきた知識は、石鹸本体の製法に関するものです。
石鹸の性質を左右するのは、保湿成分などの添加物よりも石鹸本体です。
そのため、肌に優しい石鹸を選ぶ際には添加物よりも石鹸本体の製法、特に油脂の種類にこだわるほうが良いと考えます。
いくら保湿成分が多く含まれている石鹸でも、石鹸分の原料にココナッツ油やパーム核油が多めに含まれていたならば肌を乾燥させやすいことは同じです。


次に、もう少し泡立ちの良い石鹸について見ていきます。
私は肌が弱く、摩擦力のかかる洗い方では刺激を感じます。
泡立ちが良いほうが肌への摩擦力は低減するため、摩擦力に敏感な肌を持っている方にとっては、泡立ちが良いほうが洗いやすいということがあると思います。
しかし、前述したように泡立ちを良くするためには、肌を乾燥させやすいココナッツ油かパーム核油を配合しなければいけません。
ここは基本的にどうしようも無いため、できるだけ少ない割合でこれらの油脂が配合されている石鹸を選ぶことで、泡立ちと肌への適正のバランスを取る事が良いと思います。
しかし、市販の石鹸は基本的に、ベースとなるパーム油と、泡立たせるココナッツ油(パーム核油)の配合比率を公開していません。
こればかりは実際に試すか、口コミを参照するしかありません。
パーム油が多くココナッツ油(パーム核油)が少ない石鹸は、泡は大きくない代わりに密度のある濃厚な泡を立てます。特に手で泡立てようとすると、少ない水では泡立ちにくいです。
ココナッツ油(パーム核油)の含有量が高い石鹸は、大きな泡を立てますが、軽い泡で密度は低めです。少量の水でもすぐに泡立ちます。
また、肌への使用感でも判断しやすいと思います。よりしっとりとするほうがココナッツ油(パーム核油)の含有量が低いです。

私が知っている石鹸で、ココナッツ油の含有量が低めだと思われる、マイルドな使用感の石鹸を紹介します。
一つは海外通販のiHerbにあるMild by Nature(旧Madre Labs)の「Castile Soap」です。
https://jp.iherb.com/pr/Mild-By-Nature-Castile-Soap-Bar-Peppermint-5-oz-141-g/97377?rec=iherb-pdp-related&rcode=QQT011

泡立ちは控えめですがきめの細かい泡を立てます。使用感もマイルドです。香りがラベンダーとペパーミントの2種類がありますが、どちらも天然で新鮮さを感じられる良い香りです。

次に紹介するのは、太陽油脂から出ている石鹸です。

ヨドバシカメラ通販(全品送料無料)
https://www.yodobashi.com/product/100000001001676365/
https://www.yodobashi.com/product/100000001001676386/

「パックス 化粧石鹸E」はシンプルな石鹸で価格も安く、「パックスナチュロン クリームソープ」は保湿用の油脂が多少添加されていたり、香付きの製品があったりと、多少付加価値が付いた製品です。
しかし、どちらも使用感は似ていて(記憶の限りでは)、濃厚な泡を立てます。iHerbのCastile Soapと比べると、太陽油脂のほうがやや泡立ちが良く、一般的な使用感に近いかもしれません。しかし太陽油脂のほうが値段が安く、入手性も良いです。

肌を乾燥させないものが良いけれど、オリーブオイル100%の石鹸よりは泡立ちが欲しいという方はこういった石鹸がお薦めです。

2019年4月 2日 (火)

コールドプロセス石鹸の制作

コールドプロセス石鹸の制作方法についてまとめてみます。
市販品でコールドプロセス石鹸を買うとかなり高いですが、手作りでは原価をかなり安く抑えられますし、好きなように作ることが出来ます。
石鹸制作には劇物である水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)が必要なので、この取り扱いには注意が必要です。
ここでは個人的な制作のポイントと実際の制作記録をまとめます。石鹸制作の全般的なことについては、以下の本が分かりやすいと思います。


ただし後述しますが、この本では石鹸作りに使う器具としてガラス器具を使用していますが私はこれは不適当だと思っています。
このページでは、一般的な情報には欠けていると思われる、個人的に重要視するポイントについて重点的に書きます。

石鹸を手作りする目的

コールドプロセス

一般的な石鹸はホットプロセスによって作られているため、原料の油脂の劣化が多かれ少なかれ存在します。コールドプロセスではそれを抑えられますが、手間がかかるために市販品だと高価です。しかし手作りでは市販品よりもずっと安く作ることが出来ます。

原料にこだわることができる

石鹸の使い心地を左右するのは石鹸の原料となる油脂の種類です。手作りでは様々な組み合わせの油脂を試すことが出来ます。私の個人的な目的の一つは、肌を乾燥させる原因となる「ヤシ油(ココナッツ油)」「パーム核油(パームカーネル油)」を使用しない石鹸を作ることです。これらの油脂は、石鹸を豊かに泡立たせるために必要なのですが、代わりに肌を乾燥させやすいという欠点もあります。市販品でこれらの油脂が入っていないものは殆どありません。手作りでこれらの油脂を抜いて作ることで、泡立ちは劣っても肌を乾燥させにくい石鹸を作ることができるのではないかと考えました。私の今までの石鹸制作では「オリーブオイル100%」と「パームオイル100%」の石鹸作りを行いました。

保湿力の高い石鹸を作ることができる

鹸化率を下げて作ることで、石鹸内に鹸化されない油脂を残すことができ、それによって保湿力の高い石鹸を作ることができるようです。ただし、もともと手作り石鹸は安全のために鹸化率を100%としては作らないので、鹸化率をぎりぎりまで上げても多少の過剰油脂は残る場合がほとんどだと思います。また、鹸化率を下げると石鹸の洗浄力や泡立ちは犠牲になります。私の感覚としては、過剰油脂によって保湿力を上げるよりも、原料にヤシ油、パーム核油を使わない方が肌の乾燥防止には役立つと思うのと、もともとグリセリン等含め不純物が残っている手作り石鹸において更に過剰油脂を増やすと、洗浄力を犠牲にし過ぎるように思います。そのため私は鹸化率をぎりぎりまで上げた方法で石鹸制作を行っています。

石鹸のレシピを決める際のポイント

油脂

原料の油脂を選定する基準はいくつかあります。詳しくは冒頭で紹介した本や、以下のページなどを参考にして頂ければと思います。
石けんのやさしい化学(太陽油脂のホームページ)
ここでざっと解説すると、まず、油脂を組成している「脂肪酸」の種類によって石鹸にしたときの性質が異なります。
代表的な脂肪酸は以下です。
ラウリン酸・・・ヤシ油とパーム核油に多く含まれている脂肪酸で、石鹸にすると大きくて軽い泡が立つ。肌を乾燥させやすい。冷水にも溶けやすい。
パルミチン酸・・・パーム油に多く含まれており、泡立ち小、肌への適正良好、冷水に溶けにくい。
オレイン酸・・・オリーブ油などに多く含まれており、泡立ち小、肌への適正良好、冷水にも溶けやすい。

また、リノール酸やリノレン酸が多く含まれた油脂は酸化しやすいので、石鹸作りに用いる場合はメインの油脂としては適さないと思います。
ステアリン酸とミリスチン酸に関しては部分的に使用する場合は石鹸の原料として適していますが、それらの脂肪酸が多く含まれている油脂は存在しないか、または高価なので、天然の油脂を使った石鹸作りにおいてはこれらの脂肪酸の効果を狙って石鹸作りをすることは難しいです。
ただし、これらの脂肪酸を原料の油脂から抽出したものが販売されており、それらを石鹸作りに使うことは出来ます。
牛脂や豚脂(ラード)という動物性の油脂も石鹸作りには使われるのですが、個人的に動物性のものは避けたいという思いがあります。
パルミチン酸に関しては、文献によっては肌への適正がやや悪いという表記がなされることがありますが、個人的な経験で言えば肌への適正はなかなか良く、肌を乾燥させません。

油脂の酸化しやすさの程度を測る指標に「ヨウ素価」があります。ヨウ素価が低いものほど酸化しにくいです。
また、冷水への溶けやすさに関しては「融点」が参考にできます。融点が低いものほど冷水に溶けやすいです。

これらの点を踏まえると、石鹸作りに適した油脂は主に「ヤシ油・パーム核油」「パーム油」「オリーブ油」などとなりますが、個人的には「ヤシ油・パーム核油」の肌への乾燥性が気になるので、「パーム油」「オリーブ油」を原料とするのが良さそうだという考えに至りました。
ここで「パーム油」を使用する場合の注意点ですが、パーム油は環境破壊の原因となっている油として知られているので、できれば環境に配慮しているという認証を受けているものを入手したいところです。一概に認証と言っても、実体は機能していない認証もあるようです。
しかし、いずれにしても日本で認証済みのパーム油を入手するのは難しいように思います。ここは諦めて通常のパーム油を使うか、もしくは購入代金の一部を関連団体に寄付するという形にしても良いと思います。生活の木のパーム油は、売り上げの一部を寄付しています。
私は米国のiHerbというサイトでレッドパーム油を購入しました。
Nutiva, オーガニック レッドパームオイル, 未精製, 15 液量オンス (444 ml)
これは未精製のパーム油ですが環境に配慮しているものということです。

苛性ソーダの量

油脂の鹸化価は、本やサイトによって多少の違いがあります。油脂を購入した所に鹸化価が書いてあればそれを採用するのが良いですが、そうでは無い場合は適当なものを採用するしかありません。
前項に貼った太陽油脂のリンクには油脂の鹸化価の幅が記載されているので参考に出来ると思います。
鹸化価は一般的に水酸化カリウムを使用した際の鹸化価となっていますので、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使用する場合に変換します。
鹸化価 * 40 / 56.1 = 水酸化ナトリウムでの鹸化価
そして
使用する苛性ソーダの量 = 油脂の重量 * (水酸化ナトリウムでの鹸化価 / 1000) * 任意の鹸化率 / 苛性ソーダの純度(0.99等)
となります。
複数の油脂を混合する場合は、それぞれを計算して足します。

水分量

水分量は油脂の重量の30~40%とすることが多いようです。私は冒頭で紹介した本のやり方に沿って39%で行いました。水分量が多めのほうが苛性ソーダ水溶液が薄まって扱いやすいのと、石鹸種が柔らかくなるので少しでも型入れのタイミングを遅らせやすかったり、ハードオイル主体の石鹸種の場合は融点を下げられるというメリットがあると思います。ただし、適切な水分量については、まだ石鹸作りの経験が少ないのではっきりとしたことは言えません。

 エタノール添加

エタノールを少量添加することで、鹸化を促進させることが出来ます。特に鹸化が遅いオリーブオイルで有効です。常温で半固形状のハードオイルの場合は元々鹸化が早いので必要無いかと思います。私がオリーブオイル100%の石鹸を作った際はエタノールを油脂の2%の重量を添加し、石鹸種は20℃弱の温度で、型入れに適したタイミングまで6時間程度でした。

準備のポイント

よくある情報としては石鹸作りにはステンレス製かガラス製の器具を使用するというようなものがありますが、ガラスは基本的にアルカリに弱いので使用しない方が良いと思います。
ステンレスはアルカリに強いですが、水酸化ナトリウム水溶液が100℃近くになる場合は通常のステンレスは腐食するようです。
もっとも安全なのは、ポリプロピレン製だと思います。
強アルカリに耐えられ、基本的に100℃以上に耐えられます。
ポリエチレンも強アルカリに耐えられますが、耐熱性が低いことには注意が必要です。

私は、ポリプロピレン製の計量カップを水酸化ナトリウム水溶液を作るために用い、ポリプロピレン製のボウルとポリエチレン製のヘラ(またはステンレスの泡だて器)を石鹸種の混ぜ合わせのために用いました。
ヘラに関しては、ゴム製の多くも強アルカリに耐えられるようですが、具体的なゴムの種類を問い合わせしないとはっきりとした確認が出来ません。シリコンはアルカリに弱いので、少なくとも混ぜ合わせの初期段階で使うのは不可です。
泡だて器を用いる場合はステンレス製かナイロン製だと思います。ステンレス製の場合、ボウルがステンレス製の場合は擦れあって金属の成分が石鹸種の中に混ざるかもしれませんのでボウルはポリプロピレン製を推奨します。
金属の成分が石鹸の中に入ると、石鹸を使用する際に泡立ちを抑える影響があり、これはどの程度かは分かりませんが、私は一応金属の混入を最小限にしようと思っています。
ナイロンはポリプロピレンやポリエチレンほどの耐アルカリ性は無いようですが、水酸化ナトリウムを室温まで下げてからボウルに入れるのであれば大丈夫そうです。
シリコン製の泡だて器は不可です。
純粋に混ぜるのが目的ならヘラよりも泡だて器のほうが良いかもしれませんが、ヘラも混ぜる用途には使えると思います(私は一度それで作り、失敗もしていません)。
ステンレス製のボウルのメリットとしては、湯煎にかけやすい(温度が伝わりやすい)、そして直接火で炙られることかと思います。
以下は私の使ったボウル、ヘラ、計量カップです。
Img_30592
ボウルとヘラはダイソー、計量カップはサンプラテックです。同じヘラはセリアにも置いてありました(セリアのは色が茶色で落ち着いていたので、そちらのほうが良かった...)。

温度計に関しても、ガラス製の温度計を水酸化ナトリウム水溶液に入れるのはどうなのかと思います。耐アルカリ性のあるガラスであれば大丈夫かもしれません。
今回私は非接触型温度計である赤外線温度計を使用しました。
ただしこれも、水酸化ナトリウムの煙に触れないようにする必要があるかと思います。
水酸化ナトリウムと水を混ぜ合わせるための棒またはスプーンに関しては、ポリプロピレン製があればベストでしたが見つからなかったので、ステンレス製の薬さじを使用しました。
ちなみにポリプロピレン製とは言っても色つきのスプーンなどは、色の成分が流出したりしないのだろうかと思ったりします。主原料以外に添加物が含まれている場合があるので、この辺りは注意が必要かと思います。安全なのはやはり薬品用の器具です。

ゴム手袋に関しては、通常の天然ゴム製でも大丈夫だとは思いますが、ニトリルゴム製のもののほうがより耐薬品性(耐アルカリ性)に特化しているので良いと思います。

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)は調剤薬局で入手しますが、取り扱いの無い薬局も多いようです。電話で問い合わせるのが良いと思いますが、単に「取り扱い」の有無を聞くだけでは在庫の有る無しで答えられる場合が多いため、「取り寄せ」できるかどうかまで聞いた方が良いです。「苛性ソーダ」という名前で問い合わせしたほうが分かりやすいと思います。
容量は概ね450~500gだと思いますが、薬局によって価格に差があるため、価格は聞いておいた方が良いと思います。
ネット上の情報として、苛性ソーダを取り扱っている薬局として「スギ薬局」「ウェルシア薬局」などを知ったのですが、スギ薬局に問い合わせした際には500g615円、ウェルシア薬局の場合は450g378円(税込、2019年1月時点)でした。
ウェルシアで取り寄せしてもらいましたが、ウェルシアはどの薬局でも同じ値段で取り寄せしてもらえるようです。
ウェルシアの苛性ソーダはフレーク状、純度99%で、東薬のものです。
苛性ソーダは潮解性があり、空気に晒されると水分を吸っていく性質があるため、使用後の保管の際は密閉する必要があります(水酸化ナトリウムの量を正確に量れなくなる)。
ネット上の口コミを見ると、保管中に水分を吸って膨れてしまったという書き込みが結構多いため、容器を締めて保管するだけではなく、他に対策をしたほうが良いかもしれません。
私はガムテープで容器の蓋と本体との間を塞ぐことにしました。更に密閉できる袋に入れておけば安全だと思います。

苛性ソーダを量るための容器は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ステンレス製などが良いと思います。紙コップは、内側にポリエチレンフィルムを張っているらしいのでこれでも良いと思います。

デジタル量りに関しては、0.1g単位で量れるものが便利です。

精製水は、水道水と違いミネラル分(金属成分)が無いため、石鹸の泡立ちを抑えないという利点があると思いますが、日本の多くの地域の水道水は軟水であり、口コミを見る限りでは明らかな違いは無いのかもしれません。精製水はコンタクトレンズ用の安いもので十分ですが、容量が500mlと多めなのと、一度開封したら長く保存しておけないために、ほぼ一回ごとの使い捨てだと思って良いと思います。

やや深めで大きめのポリプロピレン製などのトレーがあると良いと思います。
苛性ソーダを量り取り、水溶液を作る際に、苛性ソーダや水溶液が零れる危険性を考慮して、そのようなトレーの上で行うほうが安全だと思います。または台所のシンクの中で行います。

制作の手順

現時点で私の重要視するポイントを挟みながら、ざっと手順を紹介していきます。
初めに苛性ソーダを溶かすための水を冷蔵庫で冷やしておくと、苛性ソーダを溶かした時に蒸気が発生し辛く、温度も上がりにくいので良いかもしれません。冬場は必要無いかと思います。
油脂が固形状のもの(ハードオイル)であれば、湯煎の準備をしておきます。液状のものの場合は湯煎は任意です。

  1. ボウルに油脂を量り取ります。油脂が固形状のものであれば、スプーン等で掬うか、または湯煎にかけて量り取ります。苛性ソーダを溶かすための水を量り取ります(予め冷蔵庫に用意していない場合)。

  2. ゴム手袋、ゴーグル、マスクを着用し、換気扇を回しながら苛性ソーダを量ります。大きめのトレーの上やシンク内で行うと安全です。空気の流れの上に自分を置かないようにします。苛性ソーダはなるべく手早く量り、苛性ソーダの容器を早く閉めたほうが湿気を吸わないので良いと思います。苛性ソーダがこぼれた時のために、それを捨てるための袋(レジ袋などポリエチレン製の袋)を用意しておくと良いと思います。苛性ソーダがこぼれた際は、スプーンですくうか、ゴム手袋で直接つまめば良いと思います。こぼれた苛性ソーダが汚れていなければ、そのまま量りの上の容器に入れれば良いと思います。ゴム手袋で苛性ソーダに触れた後は、ゴム手袋の表面を水で洗い流します。ちなみに、フレーク状の苛性ソーダであっても0.1g単位で量れることを確認していますが、仮に0.1g単位で量れなかった場合に備えて、量れた苛性ソーダの重量を基に正確な油脂の重量を計算する方法もあります。その場合は4の苛性ソーダ水溶液を冷却しているタイミングで油脂を量り取ります。

  3. 苛性ソーダを溶かすための水に、苛性ソーダを静かに入れていきます。水が跳ねないように注意します。文献によっては苛性ソーダの入った容器に対して水を一気に注ぐという方法を紹介していることもあります。その場合は「冷水を使い」「一気に注ぐ」ことを守れば良いと思います。もちろん、容器はポリプロピレン製を推奨します。私は前者の方法(苛性ソーダを水に入れる方法)で行っていますが、苛性ソーダが零れたり水が跳ねたりしないように慎重に行わなければならず時間がかかり、更に時間がかかると苛性ソーダが次第に湿ってきて更に扱いづらくなるという経験をしていますので、後者の方法のほうが良いかもしれません。

  4. 苛性ソーダ水溶液(水酸化ナトリウム水溶液)を冷却します。自然冷却だと時間がかかるので、水または氷水を低水位で入れたボウルなどに苛性ソーダ水溶液の容器を浸けます。苛性ソーダ水溶液の容器が転倒しないように、冷却用の水はあまり高くまで入れないようにし、更に注意します。油脂が固形状のものの場合はここで湯煎にかけて溶かします。油脂の融点を維持するようにします。油脂が元々液状のものの場合、湯煎にかけるかどうかは任意です。エタノールを加える場合はここで油脂に加え、攪拌しておきます。

  5. 苛性ソーダ水溶液が油脂の温度に近づいたら(30~40℃程度)、油脂に加えます。油脂を攪拌しながらゆっくりと流し入れます。ここでの加え方がどれだけ影響があるのかは分かりませんが、鹸化のスピードにムラが出来ないようにすることが大事だと思います。ここで加える苛性ソーダ水溶液の温度が高すぎると、部分的に鹸化が進み過ぎてムラが出来るかもしれないので、ある程度まで苛性ソーダ水溶液の温度を下げ、油脂の温度に近づけたほうが良いということは言えると思います。油脂と苛性ソーダ水溶液の温度を正確に合わせる必要性は無いと思います。

  6. 初めの数分~20分程度は絶え間なく混ぜ合わせ、後は時間を置いて混ぜ合わせます。固形状の油脂の場合は融点を維持するようにします。トレースが出るまでの時間は油脂の種類に大きく左右されます。一概にトレースと言っても、その段階には幅があります。型入れのタイミングが早すぎるよりも遅い方が失敗しにくいと思われます。タイミングが早い場合は型入れ後に石鹸種が分離する可能性や鹸化にムラが出来る可能性(?)が考えられ、一方でタイミングが遅い場合は単に石鹸の上面が綺麗な面にならないというだけです。そのため、トレースが出て種の上に線が描けるようになっても、すぐに型入れするよりも、もう少し攪拌を続けてから型入れしたほうが失敗は避けられると思われます。

  7. 型入れ後はラップして鹸化を促進するために保温します。型入れ後は攪拌が出来ないので、鹸化が早い方が分離の危険も下げられますし、苛性ソーダが空気中の二酸化炭素と反応して白い粉を生じる可能性も下げられると思います。私がオリーブオイル100%の石鹸を作った際は、保温をせずに室温20℃程度で放置して実験しました。特別失敗も無く石鹸が出来ましたが、型に入っている時に石鹸種が空気に触れていた部分には白い粉が吹きました。白い粉が吹いたということは、油脂と反応するはずの苛性ソーダが空気と反応してしまったということですから、若干鹸化率が下がるかもしれません(影響は無いかもしれませんが)。固形状の油脂(ハードオイル)が原料の場合は、融点を維持しないと鹸化によらない固体化が始まってしまい、それが鹸化に悪影響があるかもしれないので保温はしたほうが良いかもしれません。夏場は保温によって温度を上げ過ぎないように注意します。普通の器材ではなかなか保温の温度を一定に保つのは難しいのですが、保温箱の中に、保温したい温度のお湯を入れたペットボトルなどを一緒に入れておくのも良いかもしれません。保温の温度の理想は概ね40℃くらいになると思います。保温の時間については、基本的に24時間以上で良いと思います。オリーブオイルなど鹸化に時間のかかるものについてはそれ以上保温しても良いと思います。

  8. 使い終わった器具はティッシュや新聞紙で石鹸種を除去し、洗剤で洗えば良いと思います。アルカリ性が高いので一応ゴム手袋をしたほうが良いかもしれません。この段階の石鹸種は石鹸分よりも油脂分のほうが強いので、ある程度ティッシュや新聞紙で取り除く必要があります。苛性ソーダの容器は、蓋の隙間に対してガムテープで覆うなどしておくと良いです。

  9. 保温期間終了後は石鹸種の硬さを確認し、取り出せて切ることが出来る程度の硬さの場合(ハードオイル主体の石鹸の場合等)は直ぐに取り出して切っても良いと思います。石鹸種にまだ柔らかさがある場合は、もう少し保温期間を延ばすか、室温に放置して硬くなるのを待ちます。ある程度硬くなってから切った方が綺麗に切れるのではないかと思います。

  10. 切った後は光の当たらないところに並べて乾燥させる期間に入ります。4~6週間乾燥させます。ハードオイル主体の石鹸の場合は4週間程度で良いと思いますが、オリーブオイル石鹸などの場合は長めに乾燥させたほうが良いと良く言われます。

 オリーブオイル100%石鹸の制作記録

工事中
 

2016年5月20日 (金)

手作り化粧水(ローション)

今までいくつかの化粧水を使ってきましたが、現在は手作りに落ち着いています。
私は男ですが、肌が乾燥するので化粧水は必須です。
メンズものの化粧水は保湿力が低いので使わなくなりました。
その後、自然派の化粧水をいくつか試してきました。

例えば「太陽油脂」のローション、「Marks&Web」の化粧水などです。
しかし、その後、手作りの化粧水でも十分だと分かりました。

市販の化粧水には、様々な成分を配合して肌への効果をうたっているものが多いですが、化粧水に過度の効果を求めても仕方が無いと思います。
肌の健康は外部からよりも、体の内部からつくられるものです。
もちろん、外部から良くする努力自体を否定するものでは無いのですが、同時に、内部からの努力に全く無頓着であれば結果は出ません。
健康についての記述は別カテゴリで書く予定です。

最もシンプルな化粧水は、精製水にグリセリンを入れて完成します。
これだけでも良いのですが、私はそれにエッセンシャルオイルを入れています。
それにより、グリセリンとの相乗効果で保湿力が高まり、また、天然の薬用効果も期待できます。
このようにして作ったグリセリン水の使用感ですが、保湿力の割にサラサラとしていて、ベトベトしません。

レシピを記します。
100mlのボトルに入れる事を想定します。

材料

精製水90ml
植物性グリセリン 小さじ 2
ラベンダー精油 5滴
又は、オレンジ精油 7滴

まず、グリセリンに精油を垂らし、良く混ぜ合わせた後、精製水を加えます。
それを容器に入れて完成です。
冷蔵庫で保存し、早めに使い切る必要があります。

より長く持たせたい場合は天然の保存料を入れることも出来ます。
グレープフルーツシードエクストラクトなどがあります。
また、数%~10数%程度のエタノールを入れることで保存性を高めることもできます。※エタノール入りの化粧水については後述しています。
精油の量が多過ぎると水に溶けきれず、上澄みとなりますが、エタノールはそれをうまく溶かしてくれる効果も期待できます。
保湿性に関しては個人差があるため、適宜クリセリンの量を調整します。
グリセリンを購入する場合は「植物性」と表記のあるものが良いと思います。
また、日本で一般に売られているグリセリンは扱いやすいように粘度調整がされており、水で若干薄めてあります。商品説明にパーセンテージが書いてあると思います。

精製水と植物性グリセリンは、薬局や東急ハンズに売っています。
ただ、私は精製水の代わりに浄水を使用しています。
エッセンシャルオイルは東急ハンズで豊富に扱っていますし、デパートにも「生活の木」「GAIA」などのブランドが入っています。
私は日本産のエッセンシャルオイルという事で香寺ハーブガーデンのものを使っています(日本産はおそらく「播磨物語」ブランドのみ)。
東急ハンズに取扱いがあります。
ちなみに、ラベンダーやオレンジ以外でも勿論構いません。
ただし、「光毒性」の有無には注意して下さい。
光毒性がある代表はベルガモット精油ですが、このような精油を化粧水やマッサージオイルに使用する場合はフロクマリンフリー(FCF)と記載のあるものを購入する必要があります。

また、やや贅沢ですがハーバルウォーター(蒸留水)を化粧水にする事もできます。
ハーバルウォーターとは、植物からエッセンシャルオイルを取り出す際に出る副産物の事で、植物の水溶成分に少量のエッセンシャルオイルが溶けたもの、らしいです。
フローラルウォーターとも呼びます。
これも植物の成分による薬効が期待できます。
ラベンダーやローズなどのハーバルウォーターがあります。
香りはとても良いです。
ただし、やや高価です。
そのままでは保湿力があまり無いので、乾燥肌の人はグリセリンなどを足す必要があります。

追記

化粧水にエタノールを入れたほうが保存性が増すので、現在はそのようにしています。
エタノール濃度は10%(体積比)にしています。
使用するエタノールは消毒用でも無水でも構いませんが、消毒用を使用する場合は、これは無水エタノールを精製水で80%前後まで薄めたものなので、これを考慮して使用量を多めにする必要があります(レシピ後述)。
また、エタノールには通常のものと、「IP」という記載のあるものとがあります。
通常エタノールには酒税がかかるため、価格が本来よりも大幅に割高になっています。これが通常のエタノールです。
しかし「エタノールIP」は、添加物としてイソプロパノールというものを入れることで飲用に適さないようにし、酒税を回避していることから最も安価に入手できます。
イソプロパノールはアルコールの一種で、エタノールと同様に消毒目的で使用され、効果に大きな違いは無いようですが若干エタノールよりも刺激性があるということです。
これはわずか数%の添加なので、消毒用エタノールIPを化粧水に使う分についてはさほど気にしなくて良いと思いますが、匂いに癖があることもあり、気になる場合は通常のエタノールにしたほうが良いかもしれません。
いずれのエタノールであっても脱脂性があり、化粧水にこれを加えることで、肌を多少乾燥させる方向に持っていきます。
しかし、すぐに揮発してしまうので成分が肌に残り続けることがありません。
この点が他の防腐剤と異なるところであり、私はエタノールを最も安全性の高い防腐剤だと感じています。
そのため、防腐剤はエタノールを基本とし、エタノール過敏症の方やエタノールでの乾燥が気になる方は他の防腐剤を使うという感じが良いと思います。
エタノールは刺激性があるからエタノール入り化粧水は避けるべき...という意見もありますが、まずは10%程度の濃度でテストしてみることを勧めます(手作りの場合)。確かに濃度の濃いものは避けた方が良いと思います。
エタノールは刺激性があるとして、ではエタノールの代わりに入れられる防腐剤には刺激性は無いのか、という事になります。
一般の防腐剤はエタノールのようには肌への感触への影響はありませんが、だからと言って安全なのかと言うと、難しいところだと思います。

消毒用エタノール含有のレシピ

精製水75ml
植物性グリセリン 小さじ 2
消毒用エタノール 小さじ 2半
ラベンダー精油 5滴
又は、オレンジ精油 7滴

まずエタノールに精油を垂らし、良く混ぜ合わせます。その後グリセリンを追加して混ぜ合わせ、最後に精製水を加えて混ぜ合わせます。
それを容器に入れて完成です。
エタノール、グリセリンを初めに混ぜ合わせてから精油を加えても良いかもしれません。水は最後に加えます。

化粧水の原料となる精製水についてですが、これを開封後、長く保存していると菌の繁殖の可能性が高まります。
開封後しばらく置いておいた精製水を化粧水の原料として使うのは止めておいたほうが良いと思います。
化粧水を作り直すたびに精製水を購入し直すのも面倒なので、浄水が出る家ならば浄水を使う方法のほうが簡単です。
ただし、精製水には水以外の余計な成分が入っていない分、新しいものであれば浄水よりも菌が繁殖しにくいというメリットがあるようです。

2016年5月19日 (木)

バス用石鹸

石鹸について

このページでは浴用に使う石鹸についての説明と、おすすめの石鹸の紹介をします。
私は男性なので女性とはこだわる視点が違うかと思いますが、基本的に体にも髪にも石鹸を使っています。
石鹸は体には良いのですが、髪に使うとパサパサになるため、一概にお勧めはしません。
パサパサになる原因は「アルカリ」です。保湿力の有無ではありません。
石鹸は弱アルカリ性のため、髪のキューティクルというものが開いてパサパサになるらしいのです。
それを抑えるには、アルカリ性を中和すれば良く、そのために酸性のリンスをします。
クエン酸のリンスが一般的です。
そうすれば髪のパサパサをある程度抑える事が出来ます。

アルカリ性であるという事は洗浄力があるという事です。
髪には微妙ですが、頭皮には良く、汚れが良く落ちます。
また、汚れが付きにくいという特徴もあります。

現在、弱酸性のボディソープやシャンプーが流行っています。
肌と同じ弱酸性で、肌に優しいという事ですが、同じだから優しいというのは短絡的です。
確かに、肌が弱い人がアルカリの強いものを使うと沁みます。
私は肌が弱いので、石鹸の中で沁みるものがあります。

しかし、皮膚の汚れは酸性であるため、アルカリ性の洗浄剤の方が汚れ落ちは良いです。
特に、毛穴の中の汚れ等にはアルカリ性のほうが適しています。
そのため、普通の人は酸性の洗浄剤を使う理由はありません。
肌が弱い人でも、アルカリ度を抑えれば良く、抑えたとしても中性で良いと思います。

オリーブオイル石鹸

石鹸が良いと思うのには、もちろん天然成分だからという理由もあります。
ただし、その原料は様々です。
一般的にはパーム油とココナッツ油を原料に使っています。
私は、オリーブオイルを原料とした石鹸を幾つか試しました。
オリーブオイルの石鹸は独特の使用感があり、一度使ったらその良さに気付くと思います。
保湿力があり、泡立ちは控えめですが、洗浄後の肌の感じが違います。
しっとりとするのに、すっきりとし、張りが出るというか、瑞々しい感じになります。
通常の合成界面活性剤使用の液体ソープは、しっとりはしても張りが出たり、すっきりとした感じにはなりません。

オリーブオイルの石鹸と言っても、単に「石鹸素地」に対してオリーブ油やオリーブスクワランを添加しただけの製品も多いです。
石鹸素地とは、基本となる石鹸部分の事で、一般的にはパーム油やヤシ油、牛脂をベースにしています。
その石鹸素地に様々な保湿成分などを配合する事で、製品として出しています。
しかし、あくまで基本となる石鹸部分の品質が重要なのに、そこにはこだわらずに配合成分にばかりこだわっている製品が多いように感じます(そう感じるだけか・・・?)。
この記事で取り上げているオリーブオイル石鹸は、石鹸部分(石鹸素地)の原料にオリーブオイルを使っている製品の事です。

オリーブオイル石鹸で有名なものは「アレッポ石鹸」「マルセイユ石鹸」です。
「アレッポ石鹸」はオリーブオイルに僅かに月桂樹オイルが混ざっています。
精製度の低いオイルを使用しているため、不純物が多く残っており、保湿力が高くなっています。
ただ、匂いが臭いのです。
これは製造法によるもので、石鹸を長期間に渡って乾燥させるため、内部の物質が劣化して起こすものです。
特にアレッポ石鹸は不純物が多いので、余計に劣化する部分が大きいのだと思います。
この製品の価格はオリーブ石鹸の中では最も安いです。

「マルセイユ石鹸」は、オリーブ石鹸の泡立ちの少なさを補うために、パーム油とヤシ(ココナッツ)油を添加したものです。
泡立ちは良くなっているのですが、オリーブオイル独特の使用感が減退しているために、個人的には中途半端だと感じます。
匂いはアレッポ程では無いです。
粘土の様な匂いですが、多くの人は許容できると思います。
価格は一般的に、やや高めです。

コールドプロセスによるオリーブオイル石鹸

私がお薦めするオリーブ石鹸は、上記のどちらでも無く、オリーブオイル100%を原料にコールドプロセス(冷製法)で作られた石鹸です。
コールドプロセスとは、鹸化(油脂と水酸化ナトリウムを中和させるという、石鹸を作る時のプロセス)の時に熱を加えずに行う方法です。
一般の石鹸は熱を加えながら鹸化させます。そのほうが効率的にできるからです。
「アレッポ石鹸」や「マルセイユ石鹸」も熱を加える製法です。
しかし、熱を加えて作ると油脂の酸化や劣化が起こりやすくなります。

コールドプロセスでは油脂の酸化や劣化が抑えられるため、それだけ肌への刺激も少ないのではないかと思います。
見た目にも大きく異なり、コールドプロセス石鹸は色がより白く、嫌な匂いもほとんどありません。
その代わり、手間がかかる分だけ値段も高くなるのですが、以前、値段が手ごろで品質も良いものを見つけたので紹介しておきます。

これはコストパフォーマンスが良いです。香りがいくつかあります。
現在Amazonだと送料込み678円、楽天24だと本体価格594円で約2000円以上送料無料です。

ラーレリのオリーブ石鹸は泡立ちが控えめなのが欠点ですが、それを許容できれば、個人的にはベストの石鹸です。
泡立ちは マルセイユ石鹸>ラーレリ>アレッポ
保湿力は アレッポ>ラーレリ>マルセイユ石鹸
となります。

これだけお薦めしておいて何ですが、現在私はこの製品は使っていません。
肌が弱いので、泡立ちの良い石鹸の方が刺激が少ないため、別の製品を使っています。
ただ、泡立ちが少ないと言っても、通常の人であれば問題は無く、また、泡立ちの良いボディタオルを使えばある程度は補えるので、やはりこの製品はお薦めです。

ココナッツ石鹸

次に、泡立ちのもっとも優れた石鹸を紹介します。
ココナッツ油を原料としたココナッツ石鹸は泡立ちにもっとも優れており、摩擦が低減されるため私のような摩擦に敏感な肌の人には合っていると思い、以前使用していました。
パーム油も石鹸の原料に使われますが、森林破壊の原因になっているためパーム油の使われている石鹸のお薦めはしにくいです(認証油を使ったものは別)。
パーム油は石鹸の溶け崩れ防止に役立つようですが、ココナッツ石鹸も同じく固めの石鹸です。パーム油の泡立ちはココナッツよりも大分落ちます。
ただし、ココナッツ油を原料とした石鹸は、泡立ちが優れる代わりに肌への刺激があり、乾燥させやすいという特徴があることが分かりました。
よりココナッツ油の含有量が少なく、パーム油の含有量が多い石鹸を使ってみると、確かに肌を乾燥させにくいように思いました。
私が肌が乾燥しやすいということもあると思いますが、ココナッツ石鹸は確かに今まで使ってきた石鹸の中でも肌をもっとも乾燥させる部類だと思います。
パーム油主体の石鹸のほうが泡立ちは控えめである代わりに乾燥させにくいという特徴を持つと思います(勿論オリーブオイル石鹸が最も保湿性が高い)。
また、私は体に悪影響のある添加物を使っていない、いわゆる無添加石鹸を推奨します。
無添加石鹸と言っても、保湿成分が添加されているものも含みます。
私が使っていたココナッツ石鹸はiHerbというアメリカの通販サイトで扱っているものです。

Kirk's, Original Coco Castile Bar Soap, with Aloe Vera
http://www.iherb.com/kirk-s-original-coco-castile-bar-soap-with-aloe-vera-3-bars-4-oz-113-g-each/63831?rcode=qqt011

ココナッツ油を原料とした無添加石鹸です。
コールドプロセスではなく、普通のホットプロセスの製品ですが、価格が安いので買いやすいです。
前述のように保湿力は無く、日本の無添加石鹸と同程度かそれ以下だと思います。
上で紹介しているのはアロエヴェラ入りですが、オリジナル(良く分からない変な香り)、無香料のモデルが他にあります。
ややアルカリ度が高めの石鹸で、洗浄力が高いのですが、肌が弱い人には沁みる可能性があります。例えば、有名なマジックソープ、これも口コミを見る限りは「沁みる」というレビューが多いので、同じくアルカリ度が高い製品でしょう。
日本の石鹸はアルカリ度がマイルドなものが殆どだと思いますが、外国の石鹸はこのようにアルカリ度が高めのものが多いのかもしれません。
沁みるから肌に悪いとは言い切れませんが、肌が弱いなら避けても良いかもしれません。

Kirk'sの石鹸のリスト
http://www.iherb.com/kirk?rcode=qqt011

この中では、香りが良く、保湿性も多少向上していると思われるアロエヴェラ入りのモデルが個人的には良いと思います。
iHerbは日本でも有名で、日本人が多く購入しています。
健康やオーガニックにこだわった食品やコスメなどを主に扱っている、通販専用の店です。
送料がとても安い事、日本に無い商品を多く扱っている事が人気の理由です。

パーム石鹸

次に、パームオイルを主原料とした石鹸を紹介します。
ココナッツ油は泡立ちが優れる代わりに肌への刺激性があることから、市販の石鹸の多くはパーム油を主体に、ココナッツ油を量を抑えて配合する構成にしています。ココナッツ油の代わりに、似た性質を持つパーム核油を配合する場合もあります。パーム核油はパーム油ではなくココナッツ油に性質が似ています。
パーム油は泡立ちが悪いです。ココナッツ油は大きくて軽い泡を立てますが、パーム油はきめ細かく密度のある泡を立てます。
オリーブオイル石鹸と比べても殆ど変わらないか、若干良い程度の泡立ちです。
ただし泡の質は異なり、オリーブオイル石鹸の泡立ちは濃厚ではありませんがパームオイルは濃厚な泡になります。
パーム油に、ココナッツ油またはパーム核油を添加する構成は、肌への適正と、泡立ちのバランスを考えたものです。
ただしパーム油は森林破壊の原因となっているため、私が勧めたいのは認証済みパーム油を使用した石鹸です。残念ながら日本では環境意識が薄いのもあってか、認証済みパーム油を使用した石鹸は知りません。
太陽油脂などは認証団体の会員になっているようですが、石鹸の商品説明には何も書かれていないので良く分かりません。
私は前項で紹介したiHerbにて、パーム油主体、かつ認証油を使用した石鹸を買っています。
https://jp.iherb.com/pr/Madre-Labs-Castile-Lavender-Bar-Soap-Vegan-5-oz-141-g/68391

私は「Castile Soap」と「Exfoliationg Soap」の二種類を使いました。
Castile Soapはココナッツ油の含有量が体感的に少なく、肌への刺激がマイルドのように感じます。恐らく大部分がパーム油なので、泡立ちが控えめという特徴があります。
Exfoliationg Soapは恐らくピーリング用石鹸という意味だと思いますが、細かい粒々が入っていて、割と軽く大きな泡が立つのでココナッツ油の含有量が高めだと思われます。こちらのほうが肌を乾燥させるかもしれません。
前者のCastile Soapは、一般的な石鹸の構成よりもパーム油が多く肌にマイルドな構成になっており、マイルドな石鹸としてお薦めできるものの一つです。手で泡立てようとすると泡立てにくいのですが、顔を洗う時だけ影響のあるものなので、私はあまり気になりません。

液体石鹸について

固形石鹸と液体石鹸とでは、性質が異なります。
液体石鹸を使用したことのある人なら分かると思いますが、洗浄力が落ちるために沢山使わないとならず、経済性が落ちます。
また、PHが違います。
基本的に液体石鹸は固体石鹸よりもアルカリ度が高くなるため、特に肌の弱い人にとっては沁みやすくなります。
私の場合は普通に沁みます。
全ての製品がそうかは分からないのですが、ここは注意した方が良い点です。

電動歯ブラシ

2021.4更新
ここでは電動歯ブラシの有用性についての考察と、各製品の具体的なレビューをしていきます。
私が今までに使った電動歯ブラシは以下です。
デンターシステマ 音波アシストブラシ
デンターシステマ ビブラートケア (販売終了?)
ソニッケアー ヘルシーホワイトプラス HX8911
パナソニック ドルツ EW-DL35 (2021年4月追記)

結論から書きますと、個人的には「デンターシステマ ビブラートケア」か「パナソニック ドルツ」が好みです。
電動歯ブラシの一番の問題点は、「歯間」や「歯と歯茎の間」という隙間が苦手なことだと思います。
ブラシは振動していると歯にあまり押し込めず、はじき返される感じがあり、毛先が隙間の奥まで入りづらいと感じます。
また、電動歯ブラシの使い方としては「歯に強く押し付けないで磨く」ことが推奨されています。押し付けると刺激になったり、歯垢除去力が落ちたりするという理由です。
しかし、これでは歯の表面はツルツルに磨けても、隙間までは毛先が入りません。
そのため、歯間対策としては手磨き以上にデンタルフロスの使用が必須になると思うのですが、それでも歯ブラシの段階で出来るだけ歯垢を満遍なく落とせた方が良いと思います。

特に、隙間の歯垢除去力に疑問があるのは「ソニッケアー」なのですが、ソニッケアーでは「手磨きよりも何倍も歯垢除去率が高い」、「音波水流で歯間汚れも取れる」、という宣伝をしており、これらはかなり疑問に思います。
もしかしたら、「適切な使い方」をすれば本当にそうなるのかもしれませんが、今まで私が試行錯誤した限りでは隙間の汚れが取れません。メーカー推奨の磨き方(強く当てず、ゆっくりと歯列にそって移動させる。ブラシの突起を歯間に入れるように注意して磨く。)でも汚れが落ちません。
どうしても、ブラッシング後にデンタルフロスを入れると歯垢がけっこう付いてきます。
後述しますが、これはソニッケアーのブラシ形状が独特であることも一つの大きな原因だと思います。

「手磨きよりも何倍も汚れが落ちる」という宣伝はソニッケアーに限らず他の電動歯ブラシメーカーも行っている感じですが、これには疑問を感じており、基本的に、電動歯ブラシは歯間を初めとした隙間が苦手だと思います。

ではどういった電動歯ブラシで、どのような磨き方をすれば良いかというと、現時点で私の意見としては、
「素直な形状で、毛足が長く、極細毛のブラシ」を採用した電動歯ブラシを用い、一定間隔で毛先を歯の隙間に押し込むように磨くという事が考えられます。ただし、「毛先を押し込む」という方法は電動歯ブラシに負担がかかることも考えられますので、やらない方が良いかもしれません。
「ビブラートケア」は、いくつかの欠点はあれど(詳細は後述します)、ブラシは「フラット形状、毛足が長く極細毛」であり、かつ振幅はソニッケアーよりも小さいため、隙間に入りやすいと思います。ただし、ここで言うブラシは「ブラシM」のほうであり、「ブラシS」は毛足が短いです。
そして、パナソニックの「ドルツ」も素直な形状の極細毛ブラシを使えます。こちらは二段植毛になっていますので、ビブラートケアのブラシよりも更に隙間が得意です。
ただし、振動の方向がブラシの「縦」方向であり、つまり歯列に普通に横向きに当てると「歯と歯茎の間、歯周ポケット」には沿う形となりますが歯間には直角方向の振動になりますので、通常の横向き振動タイプよりは歯間に入りづらい印象は受けます。
逆に歯周ポケットには適しているので、やはりドルツは歯周病予防に力を入れた電動歯ブラシだと言えると思います。

また、私は歯茎が弱く、例えばGUMの「やや柔らかめ」歯ブラシが痛くて使えない程度の過敏さです。
システマの歯ブラシなら「普通」で使えています。
電動歯ブラシの刺激についてもレビューの中で触れます。

ブラシの比較

※パナソニックのドルツは後から追記したため、この比較には載せていません。
左から、「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン」、「ソニッケアー プロリザルツ」、「デンターシステマ ビブラートケア ブラシM」、「同ブラシS」、「デンターシステマ 音波アシストブラシ」、「参考用歯ブラシ(大きめ)」です。
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Img_23522_3

デンターシステマの電動歯ブラシは、手磨きのデンターシステマ歯ブラシとほとんど共通したブラシを使っています。このブラシの特徴は歯ブラシで書きましたので良ければ参考にして下さい。
ビブラートケアのブラシMが標準的なデンターシステマのブラシで、ブラシSが毛先の短い版です。
音波アシストブラシのブラシはフラット植毛では無く、真ん中が凹んでいる凹型になっている点が違いますが、それ以外はデンターシステマのブラシの特徴を受け継いでいます。

ソニッケアー プロリザルツは手で触った感じではダイアモンドクリーンよりもやや柔らかめに感じます。
ダイアモンドクリーンは毛が密集しているためか、やや固く感じます。
デンターシステマのブラシは先細毛であり、同じ土俵で比べる事は出来ませんが、手で触った感じではプロリザルツよりもデンターシステマの方がやや柔らかいかと思います。
毛足の長さに違いがあり、ソニッケアーのブラシ全般よりデンターシステマの方が長いです。
ソニッケアーのブラシは良く「大きい」と言われますが、確かに縦の長さはあるのですが、横幅が少なくスリムです。

また、写真を見て分かる通り、ブラシヘッドの柄の太さが違います。
最も細いのは音波アシストブラシで、これは手磨きの歯ブラシのものより細いです。
ソニッケアーのブラシヘッドの柄も細めです。
ビブアートケアのブラシヘッドの柄は太めです。
この違いは、口の中でのブラシの移動のし易さに影響するように思いますが、柄が太い方が振動の安定性には寄与するかもしれません。
より重要なのはブラシヘッド自体の大きさです。
ブラシヘッドの厚みを見てみると、音波アシストブラシとソニッケアーは薄めで、ビブラートケアはやや厚めとなっています。
ビブラートケアでも奥歯の奥は私の場合、一応磨けますが、より薄いブラシヘッドのほうが簡単に奥まで入ることは確かだと思います。

(2016年8月2日追記)
ソニッケアー センシティブブラシ(スタンダード)、インターケアブラシ(スタンダード)を購入したので写真upします。
プロリザルツは比較用です。
Photo

Photo_2

見て分かるように、センシティブブラシの大きさはプロリザルツとほぼ同じです。
インターケアブラシはやや小ぶりです。
手で触った感じではセンシティブブラシはプロリザルツと比較して一段柔らかいのですが、自分としては丁度良い柔らかさに感じます。
インターケアブラシはプロリザルツよりもやや固めです。
各ブラシの使用感などは後述してあるソニッケアー ヘルシーホワイトプラスのレビューの中に書きます。
(追記ここまで)

本体の比較です。
上から、手磨きの歯ブラシ(参考用)、音波アシストブラシ、ビブラートケア、ソニッケアー ヘルシーホワイトプラスです。
Img_2336

デンターシステマ ビブラートケアは電動歯ブラシとしてはスリムで軽量です。
その代わりバッテリーの容量が少なく、満充電からゼロになるまでの期間が短いです。
音波アシストブラシはとてもスリムで持ちやすく、通常の歯ブラシと同じ感覚で扱えます。

次に、製品を個別に見ていきます。

デンターシステマ 音波アシストブラシ

この製品は、手磨きの歯ブラシと同様に手で小刻みに動かすタイプで、振動は補助的なものとなっています。
私は歯茎が弱いのですが、この製品の振動は弱く、基本的に問題はありませんでした。
電動歯ブラシとしては最も振動の弱いタイプだと思われます。
歯のツルツル感は手磨きよりも明らかに向上しました。
また、電動歯ブラシ特有の歯肉へのマッサージ効果もあり、手磨きの歯ブラシを使っていた時と比べると歯茎が引き締まる感じがありました。
1年以上使用しましたが、歯茎の後退や知覚過敏は起きませんでした。

この製品の特長は何といっても通常の歯ブラシと同じ感覚で扱える事です。
本体のコンパクトさ、軽さ、ブラシヘッドの細さなど、口の中での取り回しが良いです。
ただし見逃せない欠点があり、それはブラシの形状が真ん中だけやや引っ込んでいるという形になっており、狙ったところに毛先が届かない可能性があると思う点です。

バッテリーは電池式で、私はエネループを使用していました。
1日10分の使用で、1か月は一回の充電で持ちますが、次第にパワーが弱まるのでもっと頻繁に充電しても良いと思います。
替えブラシの交換コストは高くありません。
一本の値段は手磨きのデンターシステマ歯ブラシの値段と大差ありません。
替えブラシの交換の時期も、手磨きのブラシと同じく一か月を目安にすれば宜しいかと思います。
電動歯ブラシだからと言って、取り立ててブラシの消耗が早くなるとは感じません。

私が購入した時は、替えブラシは一種類しかなかったのですが、今では「柔らかめ」モデルがあるそうです。歯茎の弱い人はそちらでも良いかもしれませんが、通常タイプでも柔らかめなので私は平気でした。

デンターシステマ ビブラートケア

この製品は音波アシストブラシと比べるとより本格的な電動歯ブラシです。
パワーは上昇しており、ノーマルモードで5段階調節が出来ます。
その中の最も弱いレベルが、音波アシストブラシと同じ程度だと言っても良さそうです。
しかし、ビブラートケアは「ソニッケアー」よりはパワーは明らかに落ちますし、「ブラウン」「ドルツ」などの他のメジャーなメーカー製と比べてもパワーは落ちるでしょう。

マルチアクション振動ということで、ノーマルモードは横振動に奥行振動(歯を叩く振動)が組み合わさった振動です。
歯を叩く振動があると、それだけ歯茎に刺激になります。
ブラシがテーパード毛(極細毛)であることも手伝って、チクチクしやすい感じになります。
そのため、あまり振動のパワーを上げ過ぎると刺激が強くなりすぎるため、私が使う分にはノーマルモードの3が限界です。

振動モードには、ノーマルノード以外にも様々なモードがありますが、今一使いどころが分かりません。
「ワイドスイング」モードは、ほとんどパワーを感ませんでした。
「ポイントスイング」モードは、奥行き方面(毛先方面)への振動を強化したモードで、毛先の届きにくい部分まで届かせる事を意図しています。毛先で歯茎を叩く事になるため、刺激がかなり強かったです。普通に手で、歯へ押し込むようにしたほうが良いと感じます。
「マッサージスイング」モードは、「ワイドスイング」と「ポイントスイング」を一回ずつ交互に動かすモードで、歯茎のマッサージに良いらしいですが、とにかく回転が遅く、手で動かした方が早いです。
モードは多彩ですが、ノーマルモード以外はどれも実用的では無いように感じました。

音波アシストブラシと比べて特に歯のツルツル感は向上しませんが、ブラシを歯に押し付けても振動が安定していること、パワーがあるのでより効率的に磨けることは利点です。
歯の隙間にブラシを押し込むようにして磨いても、強く刺激になるという事はありません。
また重量も、音波アシストブラシほどでは無いものの、電動歯ブラシの中では最軽量だと思われます。
ブラシ形状はアシストブラシのものよりも素直で好感が持てます。

デメリットとしては以下です。
・ブラシヘッドの厚みが多少あるので、奥歯の奥まで届かないことは無いものの、やや不得手。
・バッテリーの、一回の充電による持ちが悪い。私の場合、1日6分の使用で5日程度持つ。公称値も30分となっている。
・バッテリーはニッケル水素電池のため、リチウムイオン電池と比べて寿命が短い。

まとめると、ブラシが優れていることや強さの段階調節ができること、重量が軽いことなど、アドバンテージはあるのですが、同時にいくつかの欠点もあるという評価になります。

ヘッドの厚みに関しては、ヘッド部分に何か埋め込んで振動を強化させているようなことがどこかに書いてあった覚えがあり(定かではありませんが)、もしそうだとしたら、それが原因かもしれません。
ビブラートケアはソニッケアーのように歯の表面をツルツルにするタイプではありませんが、ブラシは歯の隙間に入りやすい仕様となっており、「歯を満遍なく磨く」という目的を達成するには適している電動歯ブラシだと思います。

ソニッケアー ヘルシーホワイトプラス

現時点で1年以上使用しました。

ブラシのレビュー

今までに、プロリザルツ(スタンダード)、インターケア(スタンダード、コンパクト)、センシティブ(スタンダード、コンパクト)、ダイヤモンドクリーン(コンパクト)、プラークディフェンスを試しました。
ソニッケアーのブラシの特徴としては、当ページ上部に載せた写真を見てもらえれば分かる通り、必ず突起部分と凹み部分があるという立体的な構造になっているということです。
歯間へ毛先が入りやすいような形状にしているのだと思いますが、突起部分を狙い通りに歯間に届かせるにはピンポイントにブラシを当てなければならず、これが難しいと感じますし、仮に上手く当てられたとしても毛が密集しているため、隙間の小さい歯間には入らない感じがあります。
また、凹み部分があるために、狙ったところにしっかりとブラシが当たっているのか、磨き残しが無いのか分からず不安になります。
このように、凹凸のある立体形状ブラシは個人的には磨き辛いと感じます。
特に歯の裏側に関しては、ブラシの形状と合っていないため磨きにくいです。
ただ、これは人によるのかもしれません。
次に、個別のブラシについて見ていきます。

プロリザルツはもっとも立体的な作りになっています。
3か所突起が強く出ており、それが歯茎に当たると少々痛いです。
毛足の固さ自体は普通です。
この中ではもっとも奥歯の奥まで毛先が届きやすいです。

インターケアは、やや固めに感じます。
ソニッケアーのブラシの中では素直な形状で、比較して全体的に磨きやすいと感じました。
歯の裏側も、割と磨きやすいです。
突起部分も尖ってはいないので、プロリザルツのようにチクチク当たるという事もありません。
ただ、肝心の歯間部への効果は微妙かもしれません。
歯間が広い場合は良いのですが、狭い所には毛が入っていきません(毛が密集していて固いため)。
また、奥歯の奥を磨くのには適しません。突起がブラシの先端に付いていないためです。

センシティブは、敏感な人用の柔らかめのブラシです。
プロリザルツほどではないにしても立体構造になっているため磨きにくいのは同じです。
コンパクトモデルは両端が突起になっており、比較的歯間にも毛先が届きそうです。

ダイヤモンドクリーンはコンパクトしか使っていませんが、固さは普通です。
両端が突起になっているのはセンシティブのコンパクトと同等ですが、少し突起の高さが低く、また、やや特殊な形状の突起のため(文面で説明しにくいですが)、センシティブのコンパクトよりは歯間は苦手そうです。
また、突起がより尖っているため歯茎に当たると痛い感じがあります。
ただし、ソニッケーのブラシの中では個人的にはセンシティブのコンパクトと並んで一番良い(マシ)と思います。

プラークディフェンスは固さは普通です。
先端に突起があるのですが、突起が太く、歯間に入っていきません。
また、一束だけの突起であるため、突起を歯に当てるとあちこちに毛先が飛んでしまい安定しません。

個別のブラシ解説は以上です。
歯ブラシは柔らかめのほうが柔軟性があり、それだけ歯に満遍なく毛先が当たりやすいと思います。
ソニッケアーのブラシは割と固めで柔軟性が無いのが特徴です。
歯に刺激になるかどうかですが、私はセンシティブで慣れた後は、固めのインターケアや、普通のダイヤモンドクリーンなどでも普通に磨くことは出来るようになりました。
ただし、ブラシの先端が歯茎に当たって痛いということは時々起こります。
ブラシは少し硬めですが、ソニッケアーの振動は歯茎に優しいと思います。

電動歯ブラシの使用感

購入前はソニッケアーの振動の強さがどの程度か分からず、歯茎への刺激の程度が分からなかったので強さ調節の出来るモデルを購入しました。
このモデルは三段階調節が出来ますが、もっとも強いモードが通常のモードです。
ソニッケアー製品は最下位モデルの「イージークリーン」「プラークディフェンス」でも基本の振動は変わらないとされています。
実際に通常モードで使ってみると、振動のパワーの割には刺激が少ないように感じられます。

「センシティブモード」と、更に弱い振動のモードについてですが、これらのモードは、通常モードと比べて振動数は同じなのですが、振幅の幅が小さくなります。目視で確認しました。
イージースタート機能は恐らくその反対で、振幅の幅が同じでも振動数が抑えられ、そこから段階的に振動を上げていく機能です。
通常モードとセンシティブモードに大きな違いはありませんが、一番弱い振動のモードは、かなり振動が弱くなるので本当に歯茎の弱い人向けか、もしくは手で細かく動かしながら磨くのに適しているかもしれません。
ただ、歯茎への刺激への対処としては、振動を弱くするよりもまずブラシを柔らかいものにする方が良いと思います。
ブラシが固すぎて痛い場合はセンシティブモードでも駄目だし、更に弱い振動のモードではパワー不足です。
適切な柔らかさのブラシを選んだ場合であれば、電動歯ブラシは手磨きよりも必ずしも刺激になる訳では無いように思いました。

歯間部の清掃能力

歯間の汚れは苦手だと思います。
前述のとおり、ブラシの突起部分をうまく歯間に当てはめられれば良いのですが、それが個人的に難しいです。
「デンターシステマ」などの毛足が長く柔軟性のある歯ブラシでの手磨きのほうが、歯間部の汚れ落ちは良い気がします。
ただ、どちらにせよ歯間部の汚れはブラシだけでは完全には落ちないのでデンタルフロスは使った方が良いと思います。

磨き方

公式の説明では、最小限の動きで磨く事が推奨されています。
最小限の動きとは、ゆっくりと横滑りさせるだけの磨き方です。
しかし、ソニッケアーのブラシの大きさでは「歯と歯茎の間」「歯全体」を一回ではカバー出来ないので、少しは縦に移動させながら磨かなければいけません。
公式では最小限の動きでの磨きが推奨されていますが、上前歯の歯間は、ブラシを横滑りさせるだけでは明らかに落ちていない場合があります。いくらブラシの当て方を工夫してもそこは改善されません。
また、ソニッケアーはブラシ形状が立体的なので、ブラシをあまり動かさない場合、磨き残しが無いか不安になります。
磨く場所を少しずつ変えながら、歯の隙間に一定間隔で押し込みながら磨くか、若しくは手磨きと同じように、細かく動かしながら磨くほうが良いように思います。

ソニッケアーは、幅広い振幅と高速振動によるパワーが特徴かと思いますが、パワーに任せて歯列をなぞるだけでは歯の表面しか汚れが取れないと思います。

まとめ

ソニッケアーは、振動の質は良いと思いますがブラシ形状には疑問です。
振動についてはパワーが強く、かつ刺激になりにくいです。
振動音については全く気になりません。静かな上、不快な音ではありません。
ブラッシング中、口の中の水分が周りに飛び散るというレビューも見られますが、確かに若干飛び散ります。
歯医者の時のように激しくは飛び散りません。

次に、仮に購入検討される場合、どのモデルを選べばいいかという点についてです。
様々なモデルが発売されていますが、基本機能だけなら「イージークリーン」で十分です。
ソニッケアー製品は、どのモデルでも基本の振動(クリーンモード)は同じです。
ただし、「プラークディフェンス」は、「イージークリーン」の後継機ですが、店舗で確認したところ、振動の質が異なっていました。
他のモデル(ヘルシーホワイトやフレックスケアープラチナ)と比較したのですが、ブラシを手に当てた際、「プラークディフェンス」だけ、刺激が特別強かったです。
目視でブラシの振動の具合を確認すると、他のモデルは横振動が大きい割に前後振動(毛先方面の振動)が小さかったのですが、「プラークディフェンス」は前後振動も大きかったです。
2店舗で確認したので確かだと思われます。
「プラークディフェンス」ではメカの仕様が変わっているので、その影響だと思います。
振動音も他のモデルと比べて大きくなっています。

また、「プラークディフェンス」はニッケル水素電池を採用しており、他のモデルはリチウムイオン電池を採用しています。
ニッケル水素電池はメモリー効果があり、また、寿命の面で劣ります。

特にパワーが強いものが良いという人で無ければ、在庫がある限りは「イージークリーン」をお薦めします。
ただし、比べれば違いがあるというだけであって、「プラークディフェンス」が単純に悪いと言っている訳では無い事をご了承ください。

歯茎が弱く、刺激が心配な人は強さ調節の出来る「ヘルシーホワイト」もしくは「ヘルシーホワイトプラス」が良いと思います。
私の場合は、センシティブブラシであれば通常モードでも問題ありませんでしたが、誰でも大丈夫だとは言い切れません。
「ヘルシーホワイト」でも強さ調節の出来ないモデルもあるので注意して下さい。

パナソニック ドルツ

現時点で少し使用しました。
ブラシは極細毛ブラシしか使っていません。このブラシは柔らかめで柔軟性がある上に二段植毛なので、かなり歯の隙間に入っていきそうな点が利点です。
振動が縦方向であるため、歯間には直角方向の振動となるため、それだけ歯間は少し苦手だと思いますが、極細毛ブラシのお陰でそのデメリットも相殺されています。歯周ポケットには最も適したモデルだと思います。
振動についてはソニッケアーほどではなくても、十分なパワーが感じられます。

ビブラートケアとの違いですが、ビブラートケアは横振動と奥行振動(歯を叩く振動)が組み合わさった振動のため、歯茎への刺激がやや強めだと感じられる点があります。テーパード毛(極細毛)ブラシなので尚更チクチクしがちです。
ドルツはソニッケアーと同じく、基本のモードでは奥行振動はありません。また、振動数もソニッケアーと同じく30000回/分を超えており、また、一定以上の圧力を検知すると自動的に振幅を抑え、パワー(振動数)を維持する機能が備わっています。
そのため、ドルツの振動性能はビブラートケアよりも高いです。
バッテリー持ちに関しても90分と、十分に実用的です。
ドルツはいくつかグレードがありますが、基本機能のみで良いならエントリー機種のDLシリーズで良いと思います。
上位機種には「たたき磨き」という毛先方向の振動を加えたモードも使えます。これはビブラートケアと似た感じになります。私は試したことはありませんが、恐らく歯茎への刺激は増すと思います。その他、細かな違いもあります。
また、お手軽モデルと言って、振動の程度が弱いモデルもありますのでご注意ください。

バッテリーについて

電動歯ブラシのバッテリーについてです。
ビブラートケアはニッケル水素電池、プラークディフェンス以外のソニッケアー製品はリチウムイオン電池、ドルツもリチウムイオン電池です。
ニッケル水素電池はメモリー効果があり、毎回同程度の電池残量のところで充電をしていると、その位置を覚えてしまい、その位置で急激にパワーが弱くなるというものです。
これはリフレッシュで解消できます。
一度バッテリーを空にした後、満充電する事です。
リチウムイオン電池にはメモリー効果がほとんどありません。

両者に共通する特徴として、過充電と過放電の状態で寿命が低下するというものがあります。
また、高温下でも寿命が低下します。
特にリチウムイオン電池は、満充電に近いとそれだけ寿命が低下するという特徴があります。
どちらの種類のバッテリーであれ、ずっと充電器に刺しっぱなしという状況は、寿命を縮めます。

そのため、例えば、リチウムイオン電池であれば60~80%まで充電したら切り上げる、ニッケル水素電池であれば満充電かそれに近くなったら切り上げる、そして両者とも電池残量が10~30%になったら充電を開始する、といった使い方が良いと思われます。

ソニッケアーの説明書には、「リチウムイオン電池にはメモリー効果が無いため、充電器刺しっぱなしでも寿命に影響しない」という旨の事が書かれていますが、適当過ぎると思います。
メモリー効果の有無と、バッテリーの寿命はまた違う話です。

電動歯ブラシはどのメーカーが良いか

手動に近い電動アシストブラシは別枠として、今のところ「パナソニック ドルツ」が良いのではないかと思います。「ビブラートケア」はブラシが優れており、軽くて磨きやすいですが、バッテリーが貧弱で寿命が短そうなのが難点です。
ソニッケアーは振動性能およびバッテリー性能は素晴らしいと言えますが、ブラシ形状が特殊すぎて磨き残しが出る不安が常に付きまといます。私は1年以上使いましたが一向に慣れませんでした。ただ、人によっては上手く使いこなせるのかもしれません。

ここでレビューしなかったブラウンについてですが、このメーカーは回転ブラシであり、これの良し悪しは実際に使っていないので分かりません。
私が調べた限りの情報によると、ソニッケアーよりも毛先が歯を満遍なくカバーできるようですが、ブラシヘッドが厚いため、奥歯を磨くのは苦手なようです。また、刺激もそれなりにあるという情報が多いです。

結局、電動歯ブラシは必要か

電動歯ブラシは高速で振動(ブラウンなら回転)するという性質上、毛先が当たった部分の汚れ落とし能力は高いです。
しかし、高速で振動(回転)しているということは、あまり強く歯に押し付けられない、つまり毛先は歯間の奥まで届きにくいということになります。
そのため、歯間については手磨きの歯ブラシよりは苦手だと感じます。
ソニッケアーは音波水流もうたっていますが、効果が無い訳ではないと思うものの、実際に試すと分かる通り、あまり頼れる性能ではありません。
このように歯間の汚れ落とし能力が弱いことから、電動歯ブラシだけで歯磨きを終わらせるのは良くなく、デンタルフロスを併用する必要があります。

毎回デンタルフロスを使うのが面倒だという人は、電動歯ブラシではなく、歯間に良く届くタイプの手磨きのブラシを使った方が良いです。
それでも、できればデンタルフロスは定期的に使った方が良いと思いますが。
そのため、一概に電動ハブラシが楽だとは言えないのですが、手を細かく動かす必要の無い部分は楽ですし、もともとフロスを使う人にとっては電動歯ブラシは適しているかもしれません。
それでも電動歯ブラシに関しては、できれば歯間や歯周ポケットなどの隙間に届きやすいブラシを採用したものが良いと思います。
具体的には、「形状が素直」「毛足が長い」「極細毛採用」「固すぎない」といった要素のあるブラシです。
歯の表面は多少磨けなくても虫歯にはなりにくいですが、隙間は磨けていないと虫歯になりやすいです。
歯の表面はツルツルにならなくてもいいから、歯の隙間まで満遍なく毛先が届きやすいものを選ぶべきだと私は思います。

また、電動歯ブラシの利点としては「歯茎へのマッサージ効果」「意外に歯肉への刺激になりにくい」というものがあると思います。刺激になりにくいという点については、歯へ叩き付ける方向の振動である「たたき磨き」があると少し別なのですが、それが無ければ、意外と手磨きよりもかえって歯肉を傷めにくいように個人的には感じます。手磨きよりも歯に押し付ける圧力が少ない上、振動があることによって、歯肉へ深く毛先が刺さりにくいということがあるように思います。

2016年5月17日 (火)

肌に優しいボディタオル

私はかなり皮膚が敏感で、体を洗う際にボディタオルで擦る事が痛いという状態がずっと続いていました。
ある程度の種類のボディタオルを試して分かった事を、ここに書きたいと思います。
肌が弱いと言っても、人それぞれ状態は違うと思いますので、一概には言えない事をまずご了承ください。

皮膚への刺激を抑えるために重要なのは、第一に泡立ちです。
泡立ちが豊富なほど摩擦力が抑えられるという事は誰でも分かると思います。
そのため、まず天然繊維100%のボディタオルは候補から落ちます。
綿のタオルであれば、それ自体は柔らかいのですが、泡立ちが少ないために摩擦力があります。
肌に重く感じられます。
ただ、天然海綿スポンジというのは試した事が無く、分かりません。高価です。

泡立ちが良いのは化学繊維系のタオルです。
現在主流なのは、綿を肌に触れる面に配置し、化繊をベース面に配置したハイブリッド構造のタオルです。
肌触りの良い綿と、泡立ちの良い化繊を組み合わせ、良いとこ取りをしようとしたものです。
使い心地は悪く無いのですが、概ね耐久性に難があります。
最初は良いのですが、しばらく使っていると、表面の綿部分がやせ細ってきて次第に使用感が固くなります。
何種類か使いましたが、その全てが、割と早い段階でそのようになりました。
固い化繊部分が肌に触れるようになったためでしょうか。理由は良く分かりません。
ポリ乳酸という繊維を使ったものもありますが、これも使用感はナイロンに近いです。
肌触りはやや固く、泡立ちに優れています。
次に、化繊のタオルを種類別に紹介します。

ナイロンタオル

一般的なタオルです。
泡立ちに優れるため、良く使われるのだと思いますが、肌触りは固いです。
柔らかいナイロンタオルとして、ナイロンの極細繊維を使ったタオルがあります。
通常のナイロンタオルより柔らかいと思いますが、シャリシャリとした感覚はあります。
ただし、泡立ちに優れるため、それだけ摩擦力は低減し、軽い使用感になると思います。
例えば以下の商品があります。

特別肌の弱い人でなければ、泡立ちの優れるこのあたりの製品が使いやすいのかもしれません。

ポリエステルの極細繊維を使ったボディタオル

私が良いと思ったボディタオルは、ポリエステルの極細繊維を使ったタオルです。
あまり流通はしていない種類ですが、ナイロンのような固さが無く、泡立ちもナイロン程は無いにせよ、ある程度はあります。
極細繊維というのはマイクロファイバーという名称でも呼ばれます。
私が購入したタオルはこちらです。

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↑ ポリエステルの極細繊維

私にとっては凄く柔らかい訳ではありませんが、程よい柔らかさです。
一般的には充分柔らかいかと思います。
厚みはありますが、織り方が平坦なため、泡立ちは普通で、水を多めに含ませて揉む必要があります。
シリーズとなっており、様々な種類があるようですが、違いが良く分かりません。
この商品を強くお薦めしている訳ではありません。
これは泡立ちが普通なので、泡立ちの良さそうなものの方が良いかもしれません。

同メーカーで似たような商品に、こちらもあります。

同メーカーで、更に柔らかいものがあります。
これは極細繊維(マイクロファイバー)のパイルタオルで、タオルの中では最も柔らかい種類かと思います。
ただ、あまり柔らかすぎるのもどうかと思い、私は程々のものを購入した次第です。

ここまでパラパラと紹介してきましたが、同じメーカーでも何種類もボディタオルを出しているところが多く、それぞれの違いが分かりにくい部分があります。しかし、その中でも良さそうなものをピックアップしています。
私が選ぶとすると、私は以下の商品を次に試したいと思っています。
使ってはいないのでレビューする事はできませんが・・・。
こちらのメーカーは、色々なものを出して消費者を混乱させるようなメーカーでは無く、スタンスの一貫したメーカーのように思われ、選ぶのが楽です。
知名度があるメーカーで、変なメーカーよりは信頼できると思います。
もちろん、合う合わないはあるかと思いますが・・・。
泡立ちも良いらしいです。

最も柔らかいものが良ければ、先に紹介したパイルタオルが良いと思います。

その他のポイント

立体的な織になっている方が泡立ちが良いです。
ただし、その中でも、緩い織り方のものは耐久性がありません。
以下は緩い織り方のタオルを使って、割と早い段階で破れてしまった例です。

Img_2397

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↑ 生地拡大

このようなタイプは確かに柔らかく、泡立ちも良いのですが、長持ちはしにくいです。

また、生地に適度な厚みがある方が使いやすいと思います。
あまり薄いと、手の圧力がダイレクトに皮膚にかかるので、擦りにくく感じます。
薄い生地だと、それなりに圧力をかけないと皮膚に密着しませんが、厚い生地であれば軽く抑えただけで密着してくれます。
厚みのある生地はクッションの役割をします。
以前、肌が弱い人向けのタオルという事で以下の商品を買ったのですが、生地が薄すぎて使い辛かったです。

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ただ、使い辛さに関しては人にもよるかもしれません。
生地の表面は柔らかいのですが、擦っている内にすぐタオルの端がめくれてきて、それが肌に当たるので痛かった事を覚えています。
ちなみにこのタオルもポリエステル100%です。

肌への刺激を抑えるためにはタオルだけで無く、洗剤の泡立ちも重要です。
ただし、泡立ちの良い洗剤は肌を乾燥させやすいというトレードオフの関係にある傾向があります。
石鹸の選び方については肌に優しい石鹸の選び方を参考にしてください。

2016年5月11日 (水)

歯ブラシの選び方

個人的に歯ブラシにこだわりがあり、今まで色々なものを試してきました。
ここでは今までの私の経験を踏まえた歯ブラシの選び方について解説します。電動歯ブラシについては電動歯ブラシを参考にしてください。
私が今まで使った歯ブラシのブランドは、システマ、ガム(GUM)、ルシェロ、ディープクリーン、シュミテクト、クリニカアドバンテージ、KENT(馬毛)、軟毛ライオン(馬毛)、Tepe、Ciメディカルなどです。
この記事には個人的な見解が含まれていますので参考程度にしてもらえればと思います。

現時点での結論

私の現時点での結論を初めに書きます。
歯ブラシで大事なのは隙間の汚れ除去性能だと思います。
歯の表面はどんな歯ブラシでもそれなりに磨けますし虫歯にはなりにくいと思います。しかし、「歯間」や「歯の溝」は磨きにくく虫歯になりやすい部位です。
そういった隙間に届かせるために、毛先が細くなっているテーパード毛極細毛先細毛という表記のある歯ブラシが良いと思います。
フラット植毛と段差植毛がありますが、段差植毛かつ段差が広いほうが隙間には強いです。また、フラット植毛であれば植毛数が少ない(低密度の)ほうが隙間には強いです。
更に、毛は柔らかい方が隙間に入っていきやすいため、毛の硬さは普通~やわらかめのものが良いと思います。
磨く時には毛先が歯間などの隙間に入っていくように意識して磨きます。
よく、歯磨きでは圧をあまりかけずに毛先を使って磨くということを言われますが、それだと隙間に毛先が入りません。
確かに、毛先が寝ない程度の圧力で磨くほうが汚れは落ちるというのは本当かもしれないのですが、それは歯の表面の汚れの話です。
隙間を磨こうとすれば、一定の圧力を加えて毛先を入れる必要があります。
そのためには柔らかめのブラシを使った方がより軽い圧力で隙間まで入るので、歯茎を傷めずに済みます。

また、デンタルフロスも併用したほうが良いのですが、デンタルフロスだけに頼るのも良くなく、基本は歯ブラシで歯間も含めて満遍なく磨けたほうが良いです。というのもデンタルフロスだけで歯間の汚れを落とすには、結構しっかりとやらなければいけないように思うからです。
また、隙間は歯間だけではなく、歯の溝や歯周ポケットもあり、それらを含めて汚れ落としとなるとやはり隙間に強い歯ブラシがあった方が良いと思います。

電動歯ブラシについては歯の隙間に弱く、使い方が難しいように思います。歯の表面がツルツルになるからと言って隙間が磨けていないようでは全く意味がありません。やはりこれも歯の隙間に強いブラシを使い、隙間に毛先を押し込めるように使うのが良いと思います。

ブラシの種類による違い

ブラシの種類による一般的な違いを解説します。

フィラメントの太さと長さの関係

ブラシのフィラメント(毛の一本一本)の太さが太いほど硬い使用感になります。また、フィラメントの長さ(毛足の長さ)が長いほど、コシが少なくなり柔らかい使用感となります。これらのバランスで歯ブラシの使用感が決定されます。
毛足が長いものは、歯間などの奥深くまでブラシが入りやすいですが、コシが少なくなり柔らかい使用感となるため汚れを落とす能力が低くなります。フィラメントの太さが同じなら毛足の長いほうが柔らかい感触となります。
メーカーがフィラメントの太さおよび長さを公開している場合があります。その場合は、その情報を元におおよその使用感を事前に予想することが出来ます。フィラメントの素材によっても使用感は異なってくるようですが、大体の感じは予想できるように思います。ただし、それらの情報を公開しているのは歯科専売品に多いようです(歯科専売品は、ネット通販やロフト、東急ハンズで買うことが出来ます)。フィラメントの太さは「mil」という単位で表されるのが一般です。1mil=0.0254mmであり、一般的な歯ブラシには5mil~8mil程度のものが使われます。毛足の長さについては、9mm~12mm程度が一般的だと思われます。

先細毛とラウンド毛

テーパード毛や極細毛、先細毛という名称で、毛先がテーパード(尖る形)になっているブラシが現在主流になっています。ラウンド毛は毛先が丸くなっているタイプです。テーパード毛は歯周ポケットや歯間にブラシが入りやすいという特徴があります。その代わりに、歯の表面の汚れを落とす能力には劣ります。また、歯肉に当たるとチクチクして痛いという場合があります。
テーパード毛にも種類があり、フィラメントの先端辺りから細くなっているものと、より根元の方から徐々に細くなっているものがあります。前者のほうがブラシの腰が保たれますが、それだけ歯肉への刺激となり易いと思います。後者はフィラメントが細い部分が多いため腰が少なく柔らかい使用感となります。前者の方法はGUMなどが採用し、後者の方法はライオンのシステマなどが採用しています。後者はシステマでは「スーパーテーパード」と呼ばれています。

ブラシの形状

ブラシの形状については特殊なものも出回っていますが、基本的にはフラット毛と段差植毛に分かれると思います。特殊な形状のものについては、あまり特殊なものは避けた方が良いかもしれません。私は、フラット毛または段差植毛のものが良いと思います。素直な形状のものはブラシのどこが歯に当たっているかが分かりやすく、磨く際のコントロールがしやすいからです。そういった観点で見ると、特殊な形状のブラシの中でも「中央列が盛り上がっている」種類のブラシは中央列が歯面に当たるということが明確に分かり、磨く際のコントロールがしやすいので、そういう形なら良いかもしれません。 
段差植毛については、長めのテーパード毛と短めのラウンド毛を組み合わせたものであることがほとんどです。フラット毛よりも歯間に毛先が入りやすいです。
ブラシまたはヘッドの大きさについては、好みもありますが、小さめのほうが隙間を磨きやすいです。また、少ない力で磨けます。大きい面積のブラシだと、効率的には磨けるかもしれませんが隙間が苦手で、隙間にブラシを入れようとするとより大きな力が必要です。大き目のブラシを選ぶ場合は、柔らかいものにしたほうが、より力が少なくて済むのでバランスが取れていると思います。
また、縦に長いブラシ(ヘッド)よりも、縦に短いブラシ(ヘッド)のほうが歯間が磨きやすいのでお薦めです。逆にブラシの横幅がある分にはあまり磨きやすさは変わらないと感じます。ブラシの縦幅が長いものしか無い場合は、自分で毛を一列抜くということも出来ます。

高密度植毛

高密度植毛をうたっている歯ブラシがあります。高密度植毛と言っても、それには2種類存在します。一つは、毛束一つにフィラメントがより密集しているタイプ、もう一つは毛束と毛束の間隔が狭いタイプです。つまり、フィラメントが密集しているのか、毛束が密集しているのかという違いがあります。
フィラメントが密集しているタイプは、コシが強くなり使用感が硬くなります。汚れを落とす力が増しますが、歯間などの隙間は苦手です。ソニッケアー(電動歯ブラシ)のブラシが代表的です。毛束と毛束の間隔は離れていることが多いです。
毛束が密集しているタイプは、使用感が硬くなりません。

メーカー別解説

次に、メーカー別に特徴を見ていきます。

システマ

ライオンから出ている歯ブラシで、特徴としては、ブラシの先端が細くなるテーパード毛(極細毛)と、長めの毛足が挙げられます。
テーパード毛自体は歯肉への刺激となりやすいと思いますが、システマは毛足が長く、かつ「スーパーテーパード」と言って、ある程度根元のほうから徐々に細くなる形状を採用しているため、コシが少なく柔らかい使用感となっています。
段差植毛ではありませんが歯間などの隙間は得意な方だと思います。
システマの歯科専売モデルとしてDENT.EX systemaというシリーズもあります。ただこちらは少し高密度植毛であり、隙間がやや不得手に思います。歯科専売品であってもネット上やロフト(Loft)、東急ハンズなどで個人でも入手できます。

ガム(GUM)

ガムは、システマと割と対照的な製品作りです。
先細毛(テーパード毛)を採用しているのは同じなのですが、毛足が短く、コシが強めで使用感が固くなっています。また、植毛の密度も高いように感じます。
テーパード毛により歯周ポケットに対応し、更にしっかりとしたコシや密度の高い植毛により、ブラシが当たったところの汚れ落とし能力は高くなりますが、歯間部は不得手で、かつ歯茎が丈夫な人で無いと痛く感じるかもしれません。
私は歯茎が弱いのですが、ガムの「青の超先細毛」シリーズの「やわらかめ」を使ったところ、ブラシは柔らかいにも関わらず歯肉には痛く感じました。
私の結論としてはガム(GUM)は歯垢除去に力を入れている反面、歯茎への優しさは考慮されていない商品が主流だと思います。

ルシェロ

ルシェロは歯科専売品ですが、ネット上やロフト(Loft)などで個人でも買うことが出来ます。段差植毛の歯ブラシで、ブラシ先端が突起となっていることが特徴です。先端の突起によって、奥歯の奥の汚れ落としがし易いようになっています。その代わり、先端の突起があることで人によっては刺激を感じるかもしれません。また、先端の突起は毛が密集しているので歯間には入りづらいです。一長一短の形状だと思いますが、奥歯の奥が苦手という人は試してみても良いかもしれません。
主なシリーズはP-10、P-20、B-10、B-20です。Pが付くシリーズは長い毛がテーパード毛、短い毛がラウンド毛ですが、Bが付くシリーズは双方ともラウンド毛です。10が標準で、20は女性のための歯ブラシということになっていますが、男性でも使えると思います。20は10よりもブラシヘッド部分が短く幅があり、ブラシは毛足が短めで段差植毛の段差が大きいという特徴があります。

ディープクリーン

花王から出ている歯ブラシで、名前の通り、歯間や歯周ポケットにブラシが入りやすいのが特徴です。毛足の長いテーパード毛採用で、ブラシヘッドには通常よりも小さい毛束が多数植えられており、それによって主に歯間などの深い隙間まで毛先が入り込みやすいです。これに関してはシステマよりも優れていると思います。ただ、歯肉に刺さる感じも強いので、歯茎が弱い人にはあまり勧められないかもしれません。

シュミテクト

シュミテクトは知覚過敏の人向けの歯ブラシということです。しかし私は、特別痛みを感じにくい歯ブラシだとは感じませんでした。もっとも、知覚過敏と、単なる歯茎が痛みを感じやすいのでは違うので一概に言えないとは思います。毛足が長く、テーパード毛である点でシステマと似ています。

クリニカアドバンテージ

クリニカアドバンテージはライオンから出ているシリーズで、システマとの2大ブランドとなっているようです。作りはシステマとは対照的で、毛足が短く、ヘッド部分の厚さは市場の製品の中で最薄です。口の中での取り回しに優れます。毛先は顕微鏡で見た感じではテーパードですが、GUMなどと違い、ある程度根元の方から細くなっている「スーパーテーパード」のような形のため、柔らかい感触が加わっていると思われます。毛足が短いためコシがありますが、ブラシは割と柔軟で隙間にもある程度入っていくような感じです。持ち手の部分は細く、六角形上になっていますが、これは個人的にはやや持ちにくいという印象です。

Tepe

Tepe(テペ)は、予防歯科に力を入れているスウェーデンの大手メーカーとして有名です。独特の形状で、ブラシヘッドは先にいくほど細くなる三角形に近い形状です。持ち手の横幅が太く、人によって合う合わないがあるかもしれせん。密集植毛(毛束が密集するタイプ)が特徴です。セレクト(Select)シリーズが標準のタイプとなり、ヘッドの大きさが3種類ありますが、コンパクト(Compact)が標準的です。日本の歯ブラシのコンパクト(超コンパクトでは無く)と同じ程度です。私は一番大きなタイプも使用したのですが、大きすぎるようでした。大きすぎると口の中の取り回しがし辛くなり、更にブラシ面積が大きいとブラシを歯に押し当てる際に力が分散してしまうため、余計に力が必要ということにも気づきました。軽い力で磨きたいならヘッドはコンパクトのほうが良いです。セレクトシリーズはラウンド毛です。

馬毛の歯ブラシ

馬毛の歯ブラシは、KENTの白馬毛歯ブラシ(ふつう)、ライオンの軟毛ライオン、浅草まーぶるの歯ブラシを使いました。一口に馬毛と言っても固さは製品によってかなり違いがあるのですが、硬いものでも割に歯茎に優しいというのは共通しています。私は歯茎が弱いということでこれらを試したのですが、ライオンの軟毛ライオンは柔らかすぎるという印象を受けたので特別歯茎が弱い人向けだと思います。KENTの白馬毛歯ブラシ(ふつう)は、豚毛も少し混ざっているためか結構固めでした。浅草まーぶるの馬毛歯ブラシは、「ふつう」がやや固めで、「やわからめ」が結構柔らかめでした。
馬毛は勿論テーパード毛(極細毛)ではないので、その分歯間や歯周ポケットは苦手かもしれません。歯茎の弱い人には薦められるように思います。
他には試していませんが「かなや刷子」の馬毛歯ブラシが有名です。

デンタルフロスについて

歯ブラシだけでは歯間部の汚れを完全に落とすことは難しいと良く言われますので、基本的にフロスを併用したほうが良いと思います。
フロスは一般的にはY字型のフロスが奥歯のほうまで届きやすく、お薦めです。

Mは通常の太さ、Sは細めです。

また、以下は廉価版の商品ですが、こちらも普通に使えます。